すみれの花が目に入りました。
山路来て 何やらゆかし すみれ草 (芭蕉)
これは山路ではなく、街中の道路の片隅。
砂利まじりのアスファルトとコンクリートの壁のはざまのわずかな空間。
片隅に可憐に咲く、ちいさな「すみれ」。
けなげに、しかし力強く生きてます。
この時期に目に入るのは、真っ黄色に咲くたんぽぽと、オレンジ色のひなげし。
しかし、足許をみたらほら、すみれの花が!
まさに「一隅を照らす」という表現にぴったりのすみれ。
すみれの花ことば、「謙虚・誠実・慎み深さ」。
そんな「すみれ」に惹かれます。
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