(ホンビノス貝を白ワインの酒蒸しで 筆者撮影)
ひさびさに船橋名産のホンビノス貝を食べた。
ホンビノス貝は北米原産。貨物船に付着したり、バラストとして使用されている水と一緒に東京湾に渡来したものらしい。つまり外来種というわけだ。ホンビノスなんていうと外国名みたいだが、じつは漢字で書くと本美之主貝。なんだ、日本語かよ、というネーミング。
最近は東京湾の船橋漁港でも国産のアサリの水揚げが減っているが、それに反比例して外来種で繁殖力の強いホンビノス貝の出荷が増加しているというわけだ。そして、ホンビノス貝は東京湾に面した船橋漁港のあらたな名産となった。
ところが、ホンビノス貝は、貝殻が分厚くて、ものすごく重いのだ。そもそも形がハマグリに似ている。このため、おなじ二枚貝のアサリみたいに、あっという間にパカパカとフタがあいてくれるわけでない。
意固地といえるくらい、フタがあくまですごく時間がかかるので、白ワインの量も想定よりも多めにしないといけない。そうでなければ、途中で注ぎ足さねばならない。ひたすら「忍」の一字でフタが開いてくれるのを待つのみ。正確な時間は計っていなかったが、5分くらいかかっているのではないか?
だが、身は肉厚でプリプリの食感で旨い! ハマグリみたいなもんだからね。食べ応えもある。とくに白ワインにはよくあう。 酒蒸しで食べるのもいいが、白ワインとニンニクと唐辛子で出したスープは、パスタにからめて食べるべきだったな、とちょっと後悔。
次回は、ホンビノス貝のパスタにしよう。千葉県外にも流通しているのかどうか知らないが、もし見かけたら一度は試してみることをお薦めしますよ。
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