「海上保安資料館横浜館」(横浜)で「北朝鮮工作船」の展示を見てきた(2023年6月6日)。
北朝鮮の「不審船」が、海上保安庁の「巡視船」との激しい銃撃戦の末、自爆して懐中に沈んだ事件が発生したのは、2001年12月22日のことであった。すでに22年も前のことになるが、いまでもその映像記憶はナマナマしい。
事件当時は「不審船」と呼ばれたが、その後に正式に「工作船」とされた。自爆した船舶は国費で引き上げられ、その詳細が明らかになったからだ。
その引き上げられた船体は、現在では「海上保安資料館横浜館」(横浜)に保存され、無料で一般公開されている。国民の防衛意識を高めるための啓蒙目的からである。
(船尾から内部を見る 筆者撮影)
なんといっても、現物はリアルだ。塗装ははげ、錆による腐食が進行しているが、なんとか保存しようという強い執念が感じられる。すぐ近くに寄って見ることができるのは幸いだ。
(船腹には弾痕が残っている 筆者撮影)
階段が設置されており、上から船体を見ることができる。東京都江東区の「夢の島」には、ビキニ環礁で被爆した「第五福竜丸」が展示されているが、その展示の仕方もそっくりだ。
このほか、工作船の装備品も展示されている。マシンガンなどもあり、銃撃戦がいかに激しいものであったか、手に取るようにわかるのだ。
ようやく念願かなって現地で見ることができた北朝鮮の「工作船」。いつまで保存され展示が続けられるのかわからないが、機会をつくってぜひ見学すべきである。
<ブログ内関連記事>
・・ビキニ環礁で被爆した「第五福竜丸」が展示されている。展示の仕方もそっくりだ
(2022年12月23日発売の拙著です)
(2022年6月24日発売の拙著です)
(2021年11月19日発売の拙著です)
(2021年10月22日発売の拙著です)
(2020年12月18日発売の拙著です)
(2020年5月28日発売の拙著です)
(2019年4月27日発売の拙著です)
(2017年5月18日発売の拙著です)
(2020年5月28日発売の拙著です)
(2019年4月27日発売の拙著です)
(2017年5月18日発売の拙著です)
(2012年7月3日発売の拙著です)
ツイート
ケン・マネジメントのウェブサイトは
ご意見・ご感想・ご質問は ken@kensatoken.com にどうぞ。
禁無断転載!
ツイート
ケン・マネジメントのウェブサイトは
ご意見・ご感想・ご質問は ken@kensatoken.com にどうぞ。
お手数ですが、クリック&ペーストでお願いします。
禁無断転載!
end