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先日、大学時代のゼミナールのメンバーが集まる機会があったが、先月いってきたミャンマーの話をしろというので、お土産に持参した「ミャンマーの雷おこし」(写真)をつまみにドイツビール飲みながら話をした。
その際、ビルマ語で名前のことをナーメーというのだと紹介すると、さすがドイツ語通の皆さんだけあって理解が早い、ドイツ語のナーメ(Name)と同じではないか、と座が盛りあがった。
ドイツ語のナーメは、日本語の関東方言ではナメー(名前)と同じというのはよく知られているが、まさかビルマ語も一緒だったとは・・・ということで、まったく何の関連性もない3つの言語で、同じ音で同じ意味を表すという、非常に珍しい事例が発見されたのであった。
ついでにその店の名前は「ラインガウ」(Rheingau)という名前なのだが、ドイツ語は第三外国語で第二外国語はフランス語だった私は「ライン・ガウのガウ(Gau)の意味はなに?」と中欧史の先生にきくと、「谷間という意味だけど、日本語でいえばまあ、里とか、白川郷の郷にあたるのかなあ・・・」ということで、ラインの里、いやライン郷(ラインゴウ)かーと、皆で納得したのであった。
そのときは忘れていたのだが、ガウはタイ語では数字の9のこと、現在のプミポン国王は正式にはラーマ9世というのだが、タイ語では「プラーム・ガウ」という。このケースは意味は同じではなく、同じ音だけど違う意味というケース。ちょっとこれはムリがあるかなー
それはさておき、「ミャンマーの雷おこし」は私が勝手に命名したのであって、実は黒ごませんべい。
黒ごまをぜいたくにもたっぷり使ったヘルシーなお菓子で、女性陣は「おいしい、おいしい、日本でも売れるよきっと」と太鼓判を押してくれた。
パッケージをもう少し工夫して、価格設定さえきちんとできれば日本で売れるかも!?
「でもちょっと甘すぎるのよねー?」というコメントも。
タイもミャンマーも東南アジアでは、まだまだ「あまい=うまい」が常識なので、もし日本で販売するのなら、日本人向けの味にあわせないといけないな、というのがその日の結論。
古代日本語では、あまい(甘い)=うまい(旨い)だったという話は比較的よく知られている。日本でもまだまだ全体的に貧しかった頃は「あまい=うまい」だったわけだ。ということは東南アジアもまだまだ貧しい??
コトバ遊びはおもしろい、という話でした。
PS 読みやすくするために改行を増やした。内容には手は入れていない。あらたに<ブログ内関連記事>を加えた (2014年5月29日)
<ブログ内関連記事>
「ミャンマー再遊記」(2009年6月) 総目次
「三度目のミャンマー、三度目の正直」 総目次 および ミャンマー関連の参考文献案内
お茶は飲むもの、食べるもの-ミャンマーのティーハウスと食べるお茶ラペットウ
(2015年9月3日 情報追加)
(2012年7月3日発売の拙著です)
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