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本日2009年7月22日は、46年ぶりに日本で皆既日食がみられるということで、日本ではこのニュース一色になっていた。
先行き不透明な景気の動向や、政権交代なんかについて思い悩む(?)より、はるかに健全だといっていいだろう。
とはいえ、経済学では「太陽黒点説」というのもあるので、古代人が恐れたように、皆既日食は世界経済になんらかの影響を及ぼすのだろうか?
まあそれはさておき、かくいう私も好奇心旺盛で根がミーハーなので、「にわか天体観測者」となるはずであったが、関東地方ではいかんせん皆既日食どころか部分日食ですら雨空の曇天のためあきらめていた。
しかし雲が切れた瞬間、外にでて捉えた(?)のが掲載したデジカメ写真である。
サングラスかけていたら眼にはまったく問題ないほどの曇り空で、太陽は肉眼ではハッキリ見えなかったが、デジカメは捉えていたのだった。
雲の流れがものすごく速く見えたり隠れたりでチラッとしか見えなかったが、撮影は2009年7月22日11:37AM24秒、東京での食の最盛期である11時12分58秒からはすでに25分後のことだ。
画像から見る限り、下弦の月のような様相だ。
皆既日食ということで期待されたトカラ列島の悪石島では土砂降り、上海でも土砂降り・・・ということで、勢い込んでわざわざ見に行っても不運なことに見れなかった人たちも多数いるらしい。
一方、私のようにほんのちょこっとだが部分日食を見た人もいる。
自己責任による渡航とはいえ、人間には運・不運がつきものなのだ、と痛感される。
月食は、昨年11月にタイでみた。
バンコクのスワンナプーム空港が閉鎖されていたために、バンコクに戻らねばならない私は、シンガポール経由でプーケットからタイに入国、クルマをチャーターして陸路をバンコクまで飛ばしたのだが、バンコクに入る頃、すでに日没後であったが、今日はなんか変な月だなあと思って見ていたら、翌日になってから月食であったことを知ったのだった。
14年前にはタイで皆既日食が見れたらしいが、見れる見れないはまさに運次第なのだ。
皆既日食を日本で次に見れるのは26年後だという。その頃に日本にいるかどうか知らないが見てみたいとは思う。あるいはもっと早くどこかの国で見れるのかもしれない、とも期待する。
といっても、自然現象に左右される以上、すべては運次第である。
「運も実力のうち」とはよくいわれるが、皆既日食みることに運は使い果たしたくないなあ。一人の人間に与えられた運には限りがあるから。
人生においてもっと重要なことに運を使いたい。しょせん「にわか天体観測者」なのだから。