2011年7月24日日曜日
ひさびさに隅田川で屋形船を楽しむ-屋形船は東京の夏の楽しみ!
昨夜(2011年7月23日)、屋形船に乗ってきた。
隅田川の屋形船はひさびさである。バブル期に乗って以来だろうか? いやそんなことはないかな。今回で屋形船にのるのは 5回目くらいだろうか。
今回は、FB(フェイスブック)仲間のよびかけによるイベントである。ある意味では「オフ会」のようなものだろうか? たんなる飲み会よりも、はるかに遊びの要素がつよいのが喜ばしい。なんといっても同じ船に乗るわけだし。英語のコトワザにある We're in the same boat. そのものである。
集まったのは全部で28人。これだけ集めれば夏場の最盛期の屋形船も十分に楽しめる人数である。
それにもましてフェイスブックのイベント集客力である。どこかの組織にでも所属していなかったら、なかなかこうしたイベントに参加することもないだろう。これからの時代、意味をもつのが個人と個人のネットワークだとしたら、こういう仕事抜きの集まりというものはじつに大きな意味をもつ。
今回は主催者のリクエストにより、わたしは「ゆかたデビュー」することとした。自宅からゆかたで下駄履きででかける。ゆかた姿で歩いていると、関東でもあってもいろいろ声かけされるのは面白い。「祭ですか?」、「ゆかたは格好いいね~」などなど。ありがとうございます。
女性のゆかた姿は夏にはかならずしも珍しくないが、男性のゆかた姿は珍しいかもしれない。男性も少しだけ勇気(?)を出してゆかたを着て町を歩けば、注目を浴びることは間違いなしである。その注目をあびるというのが避けたいのかもしれないが。
ちなみに漢字で浴衣と書くゆかたは、もともとは湯帷子(ゆ・かたびら)がなまったコトバだそうだ。だから、ゆかたとひらかなで書いたほうが適切だといえよう。
今回の屋形船は鈴木屋さん。神田川が隅田川に流れ込むところにある柳橋(やなぎばし)の近くに船着き場を構える老舗の屋形船である。
コースは隅田川をさかのぼるのではなく、東京湾へとくだる。屋形船がしばし停泊する場所には、数多くの屋形船が集まり、さながら屋形船銀座とでもいうべきたまり場になる。
屋形船といえば、なんといっても料理である。今回は、10,500円コース (税込)。ゆったりとした船内で食べる江戸前アツアツ天ぷら(エビ・キス・メゴチ・アナゴ・イカ・季節の野菜)、その他、刺身、焼き鳥、その他、江戸前アサリの味噌汁。飲み物は、ビール、焼酎、日本酒など飲み放題。
最低携行人数は18名様以上だが、夏期シーズン中は 25名様以上となる。だからこそ、イベント集客力がものをいうわけだ。
時間は2時間30分、19時半に出発した屋形船は22時には船着き場に戻る。この時間だと二次会にいくのはちと遅いという感じでもあるので、1万円でおいしい料理とお酒を楽しむ屋形船は、参加が何回目となっても楽しめるのである。
船のなかで鈴木屋さんに聞いたところでは、「3-11」後の過剰な自粛で客足が遠のいていた屋形船だが、夏場の週末土曜日は 3往復でフル稼働に戻ったそうだ。カネは天下の回りもの。遊びを自粛することなくカネを回すことが経済活性化につながることも、意識のなかにはいれておきたいものだ。
東京近辺にいるのであれば、一年に一回は屋形船を楽しみたいものと思う。江戸時代の庶民以来の伝統の遊びである屋形船は、日本史上の数々の危機を乗り越えながら現在でも健在である。
<関連サイト>
屋形船 鈴木屋 (東京・浅草橋)
<ブログ内関連記事>
We're in the same boat. 「わたしたちは同じ船に乗っている」
【緊急提言】 「自粛」という名の「空気」を読むのは止めよう。消費にカネを回して「日本復興」への貢献を!(2011年3月25日)
かつてバンコクは「東洋のベニス」と呼ばれていた・・
・・タイのバンコクもまた「水の都」
(2014年5月11日 情報追加)
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