本日2月3日は節分。節分といえば豆まき。豆まきといえば成田山。毎年、相撲取りや芸能人が豆まく姿がニュースで報道されてますよね。
ことし2013年は、横綱のモンゴル字力士・白鳳(はくほう)やNHK大河ドラマ『八重の桜』の主人公・新島八重(=山本八重)を演じている綾瀬はるか などが登場したことが報道されていました。芸能とは縁の深い成田山ならではですね。
じつは、わたしは成田山の豆まきは一度もいったことはありません。
ことしは、たまたま2月3日が日曜日だから行ってみようかなと思いましたが、日曜日だからよけい混んでいるだろうと思って、やっぱりやめました(笑)
というわけで、かわりに成田山のお守りを一つ紹介しておきましょう。
これは「勝守り」(かつまもり)といいます。表には「成田山」の焼印、裏には「勝」という漢字と意味はわかりませんが梵字(=サンスクリット)が書かれています。成田山は真言密教ですからね。
成田山によれば、このお守りをもって出征した兵士は弾に当たらなかったそうですが、真偽のほどはわたしにはわかりません。
さすがにマカロニウェスタンの名作 『荒野の1ドル銀貨』のように、胸ポケットにたまたま入っていた1ドル銀貨が弾丸をはじき返したというわけにはいきますまい。なぜなら、こお守りは杉の木の薄板ですから。
なぜ真言宗の成田山で勝守りなのか。その理由(わけ)は、成田山の正式名称が新勝寺(しんしょうじ)だからです。名称に「勝つ」の字が入っているのです。
関東に一代王国を築こうとしていた平将門の乱の平定を祈念して建立(こんりゅう)されたと伝えられているのが成田山新勝寺。いまから千年以上前の話です。
もしかすると、勝守りは受験生にも効験あらたかかもしれません。受験生には、学問の神様の天神様のお守りのほうが効くかもしれませんが、これまたわたしにはなんともいいかねます。受験に勝つまえに、まずは自分に勝たなくてはなりませんね。
成田山といえば、初詣日本一を毎年のように争うほど人気の現世利益(げんぜりやく)のお寺ですが、お正月をはずして成田山参詣にいくのもいいものですよ。2月は梅が咲く季節ですから!
PS. 「福は内」の成田山豆まきの夜、市川團十郎(12代)が亡くなった。享年66歳。白血病との闘病の末であった。成田屋の市川家。ご冥福をお祈りしたい。合掌。(2013年2月4日 記す)
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