昨日(2022年7月19日)のことだが、映画『ミリオンダラー・ベイビー』(2005年、米国)をはじめて見た。132分。
日本公開時に見逃してから、早くも17年も立っていたのかという驚き。つい先日のような気がしていたのだが・・。
このヒューマンドラマは傑作としか言いようがない。監督になってからのクリント・イーストウッドの作品はいくつも見ているが、そのなかでも指折りというべきだろう。
ボクシングに人生を賭ける、南部ミズーリ州出身の貧困女性。その生き様と短い人生。最終的に彼女のトレーナーとなることを承諾したクリント・イーストウッド演じるボクシングジムのオーナー。そして、そう仕向けたモーガン・フリーマン演じる元ボクサーの老人。
さまざまな意味で、「ポイント・オブ・ノーリターン」から「一線を越えてしまった」人たち、超えようとして超えられなかった人たち。そんな人たちの、さまざまな人生模様が描かれる。
主人公の選択した結末は深くて重い。あまりにも深くて重い。安楽死というテーマもまたそうだ。だが、それだけでなく演技もまた。この映画を最初から最後まで見た人もまた、ノックアウトされた後遺症が残る・・
この名作は、今後も末永く長く語り継がれることだろう。
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・・クリント・イーストウッド監督作品
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