猪木逝く 昭和は 遠くなりに蹴り。愚作である。
だが、「遠くなりにけり」ではない。「遠くなりに蹴り」である。
「蹴り」なのである。その理由は、「蹴り」こそ、わたしらの世代にとっては、猪木を象徴するものだからだ。中学生のとき異種格闘技の走りともいうべき、「猪木 vs アリ」を中継で見た昭和の日々が懐かしい。
たしか土曜日の午後だった。クラスの男子が集まって、図書室にあったテレビの前で観戦したのだった。「なんで猪木はローキックばっかりやってんだよ!」とかいいながら。
マットに仰向けになりながら、モハメド・アリに対する執拗なローキックによる蹴り。「逆卍固め」などもっと派手なファイトを期待していた中学生たちにとっては、大いに期待外れなものだった。
だが、聞くところによると、このローキックによる蹴りが原因でアリは身体的に大いにダメージを受け、後遺症が残ったらしい。
恐るべしローキック!
「燃える闘魂」といえばアントニオ猪木というのが、わたしらの常識だと思うのだが、このフレーズは稲盛和夫氏もつかっていた。その稲盛和夫氏も先日91歳で亡くなったばかりだ。
アントニオ猪木は、享年79歳。われわれに「気合い」を入れてくれた猪木は、もういない。「猪木ボンバイエ」で送りたい。合掌
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