「アタマの引き出し」は「雑学」ときわめて近い・・日本マクドナルド創業者・藤田田(ふじた・でん)に学ぶものとは?

◆「アタマの引き出し」つくりは "掛け算" だ : 「引き出し」 = Σ 「仕事」 × 「遊び」
◆酒は飲んでも飲まれるな! 本は読んでも読まれるな!◆ 
◆一に体験、二に読書、その体験を書いてみる、しゃべってみる!◆
◆「好きこそものの上手なれ!」◆

<旅先や出張先で本を読む。人を読む、モノを読む、自然を読む>
トについてのブログ
●「内向きバンザイ!」-「この国」日本こそ、もっとよく知ろう!●

■■ 「むかし富士山八号目の山小屋で働いていた」全5回 ■■
 総目次はここをクリック!
■■ 「成田山新勝寺 断食参籠(さんろう)修行(三泊四日)体験記 」全7回 ■■ 
 総目次はここをクリック!
■■ 「庄内平野と出羽三山への旅」 全12回+α - 「山伏修行体験塾」(二泊三日)を中心に ■■
 総目次はここをクリック!


「個」と「組織」のよい関係が元気をつくる!

「個」と「組織」のよい関係が元気をつくる!
ビジネス寄りでマネジメント関連の記事はこちら。その他の活動報告も。最新投稿は画像をクリック!



ご意見・ご感想・ご質問 ken@kensatoken.com にどうぞ。
お手数ですが、コピー&ペーストでお願いします。

© 2009~2026 禁無断転載!



ラベル チェーン店 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル チェーン店 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2019年5月6日月曜日

2019年4月27日に発売の『超訳 自省録 よりよく生きる』(マルクス・アウレリウス、佐藤けんいち編訳、ディスカヴァー・トゥエンティワン)は絶賛発売中!-書店フィールドワークより 

(販促用の「パネル」 写真はいずれも筆者撮影)

2019年4月27日に発売の『超訳 自省録 よりよく生きる』(マルクス・アウレリウス、佐藤けんいち編訳、ディスカヴァー・トゥエンティワン)が絶賛発売中!


(ディスカヴァー・トゥエンティワン社の「新刊情報」のトップに)


出版後から、東京都内と居住地周辺の船橋習志野方面のリアル書店を回ってみた。ネット時代だといっても、やはり売り上げに大きな影響を与えるのはリアル書店だからだ。

リアル書店では、本は物理的な形をもった「商品」であり、販売方法には「平積み」と「面陳」そして「棚差し」の3つの形態がある。
 
リアル書店の店頭に並んでいない状態は、流通問屋である「取次(とりつぎ)」に「在庫」している場合もあるが、ディスカヴァー・トゥエンティワンの場合は、直販オンリーなので流通在庫はない。

まずは、「平積み」から。「哲学・思想コーナー」での陳列が多いのは、マルクス・アウレリウスの『自省録』が、古代ローマのストア派哲学の作品であるから、ある意味では当然というべきだろう。



毎日のように取次から大量に送られてくる段ボール箱を開封し、なかにギッシリと詰まった新刊書を取り出して、しかるべき場所に陳列するのが書店員の仕事の大きなウェイトを占めている。そんな状態にある書店員が、わかりやすい分類で陳列場所を決めるのは、当然のことなのだ。

とくに大規模書店では、そういう結果になりやすい。というのは、分類が細分化されているため、置くスペースがあるからだ。

だが、「哲学・思想コーナー」ではなく、「自己啓発書」のコーナーに陳列してくれている書店もある。概して中小規模の書店に多い。



この書店は、チェーンの書店だが、駅前立地で規模は中規模。基本的に実用書や小説を中心に置いている書店の「平積み」

出版社の営業が作成した「手書きPOP」をうまく活用している。左隣は、いまや売れ筋のネコ関連マンガ、右隣は自己啓発系。こういう状態で「平積み」されているのは、著者としては大いにうれしい。これはホンネだ。

おなじく自己啓発系で「面陳」されているのは、単独型の中規模書店

「成功哲学」の棚に、定番のコヴィー博士の『7つの習慣』や中村天風の積極哲学と並んでいるのは、これまた著者としては、大いにうれしい。




手書きPOP」の拡大写真を掲載しておこう。当然のことながら4月に全4回で放送されていた「NHK・Eテレ」の「100分 de 名著」で『自省録』が紹介されたので、これを販売促進に大いに活用している。



 
販促用の「
パネル」が活用されている書店もあった。この大規模チェーン店では「哲学・思想コーナー」の「平積み」であったが、「パネル」が活用されていたのはうれしい。
(拡大写真は冒頭に)。




以上、「書店フィールドワーク」の結果を簡単に記しておいた。皆さんもぜひ、リアル書店の店頭で手にとってみてほしいと思う。


 
(2019年4月27日発売の拙著です)




(2017年5月18日発売の拙著です)


   

(2012年7月3日発売の拙著です)




 



Clip to Evernote 


ケン・マネジメントのウェブサイトは

ご意見・ご感想・ご質問は  ken@kensatoken.com   にどうぞ。
お手数ですが、クリック&ペーストでお願いします。

禁無断転載!






end

2011年2月2日水曜日

書評 『CoCo壱番屋 答えはすべてお客様の声にあり』(宗次徳二、日経ビジネス人文庫、2010 単行本初版1995に改題加筆)-お客様のクレーム情報を読み込んで得た数々の知恵が「生きた教科書」として結実


お客様のクレーム情報を読み込んで得た数々の知恵が「生きた教科書」として結実

 カレー専業のチェーン店 CoCo壱番屋(ココイチ)の創業者が自ら書いた「生きた経営書」である。

 15年前に出版された著書を、すでに経営の一線から退いた創業者があらためて読み直し、改題のうえ加筆修正したものである。15年前に出版したビジネス書が現在でもなお新鮮に映るのは、基本がしっかりしてブレがないからであろう。

 そういえばここのところココイチにいってないなあ、近所にないからなあ、などと思いながら読み始めたが、読んでいてものすごく勉強になる本であることがわかった。

 まさに飲食サービスの教科書なのだが、お客様の気持ちからすべてを考えるという姿勢がこれほど徹底している会社はないのではと思わされる。

 お客様の気持ちといっても、この本では抽象的な表現には終わっていない。

 アンケート葉書に書き込まれたお客様のナマの声が多数取り上げられ、たとえお店にとって不都合なクレーム情報であっても、著者によって具体的に紹介され、人間心理への深い洞察力に支えられたコメントがつけられているのだ。お客様から投函されたアンケート葉書を、毎朝5時に出勤してすべて読むことから仕事を始めていたという著者自らが目を通した成果なのである。

 私自身は飲食サービス業に従事しているわけではないが、多くの「気づき」をいただいた。この本で具体的に指摘されている、いっけん細かい点に注意することが、繁盛店になるためには重要なことなのだ。

 「こうすればよくなる」を書いた本は多いが、ここまでクレーム情報を取り上げて、クレームで指摘された点を、よく考えたうえで直していけばよいと書いてある本はめったに見ない。しかも、プラス思考が首尾一貫している。創業経営者が長年にわたって観察してきた知恵がエッセンスとして惜しみなく散りばめられた本なのである。

 身近なチェーン飲食店を題材にした本は、読者にとっても無縁の世界ではないので、アタマだけではなくココロもカラダも含めてすんなりと理解しやすい。お薦めである。

 ひさびさにココイチにいって、カツカレーでも食べに行ってくるかな。


<初出情報>

■bk1書評「お客様のクレーム情報を読み込んで得た数々の知恵が、経営者自らが書いた「生きた教科書」として結実」投稿掲載(2010年10月11日)
■amazon書評「お客様のクレーム情報を読み込んで得た数々の知恵が、経営者自らが書いた「生きた教科書」として結実」投稿掲載(2010年10月11日)





目 次

文庫化にあたって
はじめに

第1章 成功のカギとなったもの
 店をきれいにすればカレーの味が良くなる
 料理の提供が遅くても文句が出ない方法
 従業員のどんな行動にお客様は不快感を抱くのか
 「良いこと」でもしてはいけないことがある
 胸の痛くなるバナナジュースの話
 「マニュアル」は生かせなければただの本
 お客様はどんなことで傷ついているのか
 自分と他者の違いに気をつける
 「食いものの恨みはは恐ろしい」を肝に銘じよ
 仲間や常連客と仲良くすることのデメリット
 「一生懸命」が仇になることも
 繁盛と低迷の分岐点になるものとは
第2章 お客様の喜ぶ顔が見たい
 モットーは「ニコ・キビ・ハキ」
 お客様が究極に求めているものは何か
 「そうせずにはいられないからする」のが本当のサービス
 「申し訳ない」という気持ちが励みになる
 店は最初から繁盛しないほうが伸びる
 「悪い評価」で猛反省、「良い評価」でやる気
 お客様の意見は「生きた教科書」
 お客様の要望に応える努力は楽しい
 お客様を大切にすれば成功はあとからついてくる
 コピー店がいくら出現しても恐くないほんとうの理由
 お客様を増やさないのもサービスのうち
第3章 繁盛の秘訣となった「こだわり」
 評判が悪くてもらっきょうを有料にする理由
 二流立地が教えてくれた商売繁盛のコツ
 加盟店さんには儲けていただく
 単品メニューの商売で繁盛させる秘訣
 47都道府県すべてに出店したわけ
 のれん分け制度が CoCo壱番屋の柱
 細かいとこに「こだわり」がないと大きくならない
 こだわりつづければ「中身」はあとからついてくる
 中途採用で集めたやる気のある人材
 技術へのこだわりがこれからの課題
 地域一番店の待遇でやる気をうながす
第4章 アンケート葉書でお客様から学んだこと
 どんな経営指南書にもまさるお客様の声
 調理面で反省すべき諸点
 注文のとり方で店の品格がわかる
 笑顔の接待はお客様への最高のもてなし
 クチコミは繁盛の強力な武器になる
 子供によくするとお母さんは特に感動してくれる
 変化の時代は多様なメニューがウケる
 チームワークの良さがお客様の心を和ませる
 こんな点で気配りが欠けていないか
 気づかずにお客様に不快感を与える行動と態度
 ちょっとした心配りで喜ばれるお客様心理
 プラス発想が人を感動させ、お店を繁盛させる

おわりに


著者プロフィール

宗次徳二(むねつぐ・とくじ)

壱番屋創業者特別顧問。1948年石川県生まれ。愛知県立小牧高等学校卒。1978年カレーハウス CoCo壱番屋を創業。1982年株式会社壱番屋を設立し、代表取締役社長に就任。1998年代表取締役会長に就任。2002年より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたもの)。



<書評への付記>

 独特の「喫茶店文化」の存在する名古屋で、喫茶店経営からカレー屋に転じたということが興味深い。名古屋はいまでもスタバ(スターバックス)よりも、モーニング(セット)を出す個人経営の喫茶店のほうが主流である。名古屋出身ではない私からみると非常に興味深い文化である。

 顧客最前線の最前線のパート、アルバイトにいたるまで、教育を徹底させないといけない。

 答えは「毎朝4時に起きて読む "アンケート葉書" だった!」というのがすごい。この人のすごいところはまさにこの一点につきる。

 問題は現場に転がっている。当事者が気づくものもあれば、そうではないものもある。自分の主観的な視点と、他社の主観的な視点、この両者があってこそ問題発見が可能となり、問題が発見されれば、自ずから問題解決の途が明確になる。

 「凡事徹底」というコトバを思い出す。



<関連サイト>

孤児院で育ち、極貧から220億円の資産家になるまで 「ココイチ創業者」直撃インタビュー!(現代ビジネス、2015年11月19日)
・・「ハウスさんとは、私たち夫婦が(ココイチの前身の)喫茶店をやっていた頃から約40年の付き合いです。店でカレーを出すため、いろんなメーカーのカレールーを試した結果、家内が一番おいしいと言ったルーがハウスさんの製品だった。会社を作ったあとは、微妙なスパイスの調合のリクエストにも応えてくれました。私たち夫婦が追い求めてきた『究極のカレー』を実現させるためには、欠くことのできない存在でした。長い歴史の中で培われた信頼関係があったから、今回もすんなり『うん』と言える」

CoCo壱番屋を作った男の独特な経営哲学 「私は凡才な“自称、三流経営者”ですから」 (日刊SPA、2016年3月12日)

(2015年11月20日 項目新設)
(2016年3月14日 情報追加)



<ブログ内関連記事>

講演会「原点回帰と変革の経営」で、松田公太氏とゾマホン氏の話を聞いてきた・・タリーズコーヒー創業者

「マイナスをプラスに変える方法」-『なぜか、人とお金がついてくる 50の習慣』(たかの友梨、フォレスト出版、2011) 「出版記念講演会」 に行ってきた
・・創業経営者

(2014年8月26日 情報追加)


(2022年6月24日発売の拙著です)

(2021年11月19日発売の拙著です)


(2021年10月22日発売の拙著です)

 
 (2020年12月18日発売の拙著です)


(2020年5月28日発売の拙著です)


 
(2019年4月27日発売の拙著です)



(2017年5月18日発売の拙著です)

(2012年7月3日発売の拙著です)


 



ケン・マネジメントのウェブサイトは

ご意見・ご感想・ご質問は  ken@kensatoken.com   にどうぞ。
お手数ですが、クリック&ペーストでお願いします。

禁無断転載!







end