梅雨時に目立つ原色の花はタチアオイ。
ときには2m近くにもなる直立した茎に、原色の花があざやかですね。
あざやかで派手な花の印象どおり、トルコが原産のようですが、日本には早くから入ってきていたようです。
wikipedia の記述によれば、かつては中国原産と考えられていたのせすが、現在はビロードアオイ属(Althaea)のトルコ原産種と東ヨーロッパ原産種との雑種(Althaea setosa × Althaea pallida)とする説が有力である、だそうです。
タチアオイは漢字で書けば、立葵。葵(アオイ)とは、いうまでもなく徳川家の家紋である葵ですが、花ではなく葉っぱのカタチが家紋に取り入れられたわけです。
このことから、タチアオイは静岡市と会津若松市の市花に制定されているとのこと。
静岡は駿府(すんぷ)であり徳川家ゆかりの地であり、会津はまた松平家ゆかりの土地です。
なお、徳川家の紋所「三葉葵」はフタバアオイ(ウマノスズクサ科)を図案化したもので、タチアオイとは異なります。(静岡市の公式サイトから)
戊辰百年祭の記念行事の一環として一般市民から公募し、昭和42年8月3日にあおい(タチアオイ)が市の花として制定されました。(会津若松市の公式サイトから)
タチアオイは、梅雨時から夏に向けて咲き続けます。
ぜひ今年の夏はタチオアオイに注目してみましょう!
<関連サイト>
静岡市 市の花(静岡市公式サイト)
会津若松市 市の花(会津若松市公式サイト)
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