本日9月23日は秋分の日。お彼岸ですね。
お彼岸といえば彼岸花。ちょうどお彼岸の頃に咲く真っ赤な花。葉っぱのない茎だけの植物に毒々しいまでの真っ赤な花が咲く。
お彼岸のことに咲く彼岸花は赤だと思い込んでいましたが、白い彼岸花もあることを生まれてはじめて知りました。散歩中のことです。へえ、という感じです。固定観念を完全に打ち砕かれた思いです。
生まれてはじめて目にした白い彼岸花。でも考えてみれば、白い彼岸花のほうが、白百合みたいに清浄で、仏教っぽいような気もします。
東南アジアの上座仏教圏では仏前に供えるのは白蓮。日本では霊前にふさわしいのは白菊。いずれも共通するのは白。この感覚はアジアでは朝鮮民族以外は共通しています。
彼岸花は真っ赤な花ですが、白い彼岸花もある。赤と白。不思議なコントラストでありますね。固定観念を破るのは、つねに目の前に現れた現実。幻影(まぼろし)ではない現実(うつつ)。写真は、その証拠が残存させる。
事実を事実として受け取ることが、あらたな発見と認識の変化をもたらすわけです。そしてそれは仏教的なものの見方でもあります。
これからは、彼岸花といえば赤という「常識」を捨てることにしたいと思います。「気づき」をありがとうございます。合掌。
<ブログ内関連記事>
彼岸花(ひがんばな)で正確な季節を知る
「ながつきの 彼岸過ぎても 彼岸花」
「無憂」という事-バンコクの「アソーク」という駅名からインドと仏教を「引き出し」てみる ・・「無憂花」(むゆうか)は仏典にも登場するインドの花
「におい」で秋を知る-ギンナンとキンモクセイは同時期に「臭い」と「匂い」を放つ・・・
(2017年5月18日発売の新著です)
(2012年7月3日発売の拙著です)
ツイート
ケン・マネジメントのウェブサイトは
http://kensatoken.com です。
ご意見・ご感想・ご質問は ken@kensatoken.com にどうぞ。
お手数ですが、クリック&ペーストでお願いします。
禁無断転載!
end