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2014年8月17日日曜日

書評『韓国とキリスト教 ー いかにして "国家的宗教" になりえたか』(浅見雅一/安廷苑、中公新書、2012)ー なぜ韓国はキリスト教国となったのか? なぜいま韓国でカトリックが増加中なのか?


アルゼンチンのイエズス会出身のローマ教皇フランシスコ一世が、初のアジア訪問先としてを韓国を選んで訪問中だ。ことし(2014年)の8月14日から18日までの5日間の予定である。全人口(5千万人)の約1割をカトリックが占める韓国では、カトリックだけでなくキリスト教徒を中心に、全国民的な熱狂的な歓迎を受けているという。

韓国のキリスト教人口は、プロテスタント諸派もあわせれば全人口の3割にのぼる。仏教人口が2割強であるから、「韓国はキリスト教国」であるといっても、けっして言い過ぎではないだろう。ちなみに韓国の西側ではキリスト教、東側では仏教が多いそうだ。

そんな韓国のキリスト教について、手軽に知ることができるのがこの新書本である。日本と中国における前近代のカトリック史を専攻する、日韓二人の研究者の共著である。二人とも韓国のキリスト教の専門家ではないそうだが、比較研究の視点が記述には大いに活かされているといっていいだろう。

韓国のキリスト教というと、限りなくカルト宗教に近いという印象さえ受けがちな、カリスマ牧師が率いるプロテスタント教会が中心だというイメージをもっっていたのだが、信者数でみると、じっさいはカトリックが多数派であり、2005年以降の統計でも、プロテスタントが減少しているのに対して、カトリック人口は伸びているのだそうだ。プロテスタントからカトリックに改宗するする人も少なくないらしい。

韓国のカトリック人口は約500万人で、1970年と比べると4倍に増加しているという。


なぜ韓国はキリスト教国となったのか歴史的にみる

なぜ韓国はキリスト教国となったのか? キリスト教徒が全人口の1%しかいない日本からみた最大の疑問点だろう。

アジアでは韓国はフィリピンとならぶキリスト教国である。この状態に至るまでの経緯は、もちろん韓国の置かれた状況や韓国独自の社会構造や文化がおおいに反映していると考えなくてはならない。

キリスト教が韓国で爆発的に拡がったのは、日本の敗戦による植民地放棄後、すなわち大韓民国成立後のことのようだが、そこに至る前史は「第2章 キリスト教の伝播と朝鮮西学 (歴史・上)」、韓国成立後は「第3章 近代化とプロテスタント (歴史・下)」に詳述されている。

韓国ではカトリックのことを「天主教」(チョンジュギョ)ともいう。「天主」とは「天にまします我らの神」のことだ。帯には「天主教上陸から240年」とあるが、両班(やんばん)の李承薫(イ・スンフン)が、清朝の北京でカトリックの洗礼を受け、朝鮮に帰国した1784年からことしで「230年」である。イエズス会じたいは、バチカンによって1773年に禁止されていたが、バチカンからはるか遠い清朝内部では、禁止後もほぞぼそと存続していたらしい。

16世紀末の文禄・慶長の役の際にも、日本から同行した宣教師たちによって洗礼を受けた半島出身者も多数いたようだ。だが、キリスト教は朝鮮半島に定着しなかった。したがって、韓国キリスト教の歴史は1784年に始まる、と韓国ではされている。歴史の起点をいつにするかは、自己認識の問題でもあるので、なかなか難しい

韓国では、まずカトリックが「西学」として知識人が受容し、「西教」としてキリスト教が書物をつうじて学習され普及していったようだ。宣教師からの布教ではなく、書物から自主的に学んだレアケースであるが、朝鮮朱子学における内部抗争も背景にあったらしい。他派攻撃の武器としてキリスト教を利用した側面もあったようだ。

「西学から西教へ」という知識階級によるキリスト教受容の流れは、明治維新で「負け組」となった旧幕臣を中心とする武士階級との共通性もあって興味深い。ただし、18世紀の韓国では天主教、19世紀の日本ではプロテスタントが中心であった。日本の戦国時代末期のような、領主による領国単位の受容とも異なるのである。

著者たちの説明によれば、民衆にキリスト教が拡がったのは知識人とは異なり、「東学」(・・のち天道教)という迂回ルートをつうじてのことであるという。天道教がキリスト教への過渡期としての役割を果たしたということらしい。中国の太平天国は土着化したキリスト教であるが、天道教からキリスト教への移行は、太平天国とは異なるものだと指摘されている。

日本でも中国でもそうであったが、キリスト教が直面したのは御先祖さまをどう扱うか、つまり祖先祭祀をどう捉えるかという問題であったのは、韓国もまた同様であった。日本では祖先祭祀は仏教が吸収したのでキリスト教が入り込む余地がなく、中国では「典礼問題」を起こしながらも(・・これがバチカンによるイエズス会禁止の原因となった)、キリスト教は祖先祭祀との折り合いをつけた。

では、「朱子学原理主義国家」の韓国ではどうだったかというと、キリスト教は「追悼式」で祖先祭祀を代替する形でうまく韓国社会に入り込んだのだという。なるほどとは思うが、じっさいはどうなのだろうか? 人類学的な観点の研究ではないので、いまひとつ疑問は残る。キリスト教徒においても、儒教式の祖先祭祀が完全に消えたわけではあるまい。

(「韓国宗教史図表」 『韓国の宗教とキリスト教』(柳東植、1975)より)


大韓民国成立後のプロテスタント人口急増とその傾向の陰り

面白いと思ったのは、19世紀のアメリカの宣教師たちが記した Chosen(朝鮮)という表記から、Chosen People(ちょうずん・ぴいぷる:選ばれた民=選民)という発想が生まれたらしいことだ。いわゆる「選民思想」である。

たしかに、朝鮮民族というのは「受難」の多い民族だと思う。滞米中のことであったが、ロサンゼルスのコリアタウンで、移民の商店主が黒人少女が射殺されたことに端を発した人種暴動が発生した。ロサンゼルス暴動(1992年)である。事件後しばらくたってから、LAのダウンタウンを歩いてみたが、韓国系のショップだけが焼き討ちにされていた。

みずから引き寄せた受難とはいえ、「虐げられた民族にとっての受難」という自意識と自己認識が、ユダヤ民族的な「選民思想」につながる思考回路は、アタマでは理解できなくはない。

大韓民国成立後にプロテスタントが急激に拡大したのは、38度線の南側を統治した米軍の存在とアメリカのプロテスタント宣教師の影響が大きい。とはいえ、米軍占領下の日本でも同じ動きがありながら信者拡大につながらなかったのとは対照的である。それは、韓国の場合、先にもふれた天道教という地盤が存在したこともその理由の一つであるようだ。

明治時代の日本もそうであったが、大韓民国成立後の韓国においては、「英語・アメリカ・キリスト教」という三点セットが「近代化」を促進したのはたしかなことのようだ。反米感情がつよい一方で、アメリカへの憧れが強いという二律背反的な心情を見て取るべきである。

韓国のプロテスタントは、アメリカ型の教派教会が中心だが、教派ではない「個別教会主義」が強いため、カリスマ的な牧師が率いる特定の教会に信者が集中する大規模な「メガ・チャーチ」傾向があるらしい。韓国には、本家本元のアメリカを抜いて世界最大規模のメガ・チャーチが存在するのである。

とくに福音派のプロテスタント教会は、現世利益を強調することによって信者を集めているというが、プロテスタント教会のなかには、信者の献金の蓄財、教会の財産私物化や世襲、宗教法人の実質的な非課税による税金不払いなど、さまざまな問題があることで社会的な批判を引き起こしているものも少なくないらしい。

行き過ぎた拝金主義は、教会というよりも宗教ビジネスそのものであり、キリスト教系のカルト宗教の教主が、ビジネスグループの貪欲なオーナーでもあった「セウォル号事件」(2014年)は、氷山の一角なのであろう。

全国から信者を集めるため、地域との接点がほとんどないメガ・チャーチは地域貢献しないだけでなく、社会貢献姿勢が欠如しているなど、社会性と倫理性の欠如は韓国国内でも問題になっているようだ。それだけでなく宗教団体が圧力団体と化していること、教会人脈によって大統領選挙の動向まで左右されるなど、韓国社会の問題点が集約しているような印象さえ受ける。

こういう状況のなか、プロテスタントから離脱しカトリックに改宗する韓国人が少なくないらしい。「軍事政権下の民主化運動」におけるカトリックのシンボリックな姿勢もさることながら、現世利益だけでは魂の救済がなされないという、個々の信者の精神的飢餓感もあるのだろう。その飢餓感はカトリック以外の日系の新興宗教にも向かっているようだ。


韓国のプロテスタントとカトリック

本書は、著者二人のカトリックの立場からの観点も反映されているので、プロテスタントばかりが強調されがちな韓国のキリスト教を、バランスのとれた複眼的な記述にしているという印象を受ける。

さすが、カトリックは世界最古のグローバル組織だけに、巨大官僚組織の末端における組織的な対応や統計資料の整備もキチンとなされているようだ。この点は個人商店が巨大化したようなプロテスタント教会(・・そうでないケースもあるが)とは異なる点のようだ。

これ一冊で韓国のキリスト教のすべてがわかるとまではいかないが、「キリスト教国・韓国」という視点で韓国を見るための入門書にはなるだろう。すくなくとも、なぜいま韓国でカトリック人口が増加中なのか理解できる内容である。





目 次  

はしがき
第1章 キリスト教会の存在感
 1 データから見る韓国教会
 2 韓国教会の拡大
 3 大型教会の出現
 4 アフガニスタン人人質事件と海外布教
 5 在外韓国人の教会
第2章 キリスト教の伝播と朝鮮西学 (歴史・上)
 1 前近代のキリスト教の特徴
 2 文禄の役とキリスト教
 3 韓国教会の起源をめぐって
 4 西学と天主教
 5 カトリックの布教と迫害
第3章 近代化とプロテスタント (歴史・下)
 1 プロテスタント布教の開始
 2 諸外国の朝鮮布教への参入
 3 帝国主義とキリスト教
 4 植民地化と神社参拝問題
 5 独立後の韓国教会
 6 韓国の近代化と教会の拡大
第4章 キリスト教受容の要因
 1 韓国の宗教的枠組み
 2 キリスト教の受容
 3 東学とキリスト教
 4 祖先崇拝の摂取
 5 外部的要因
第5章 韓国キリスト教会の問題と展望
 1 社会における教会の問題
 2 大型教会主義と個別教会主義の陥穽
 3 北朝鮮の教会
 4 韓国からのアプローチ
 5 岐路に立つ韓国教会
あとがき
参考文献


著者プロフィール
浅見雅一(あさみ・まさかず)
1962年東京都生まれ。慶應義塾大学大学院文学研究科修士課程修了。東京大学史料編纂所助手、同助教授、ハーバード大学客員研究員などを経て、慶應義塾大学文学部教授。専門はキリシタン史。著書『キリシタン時代の偶像崇拝』(東京大学出版局、2009)。 (本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたもの)。

安 廷苑(アン・ジョンウォン)
韓国ソウル生まれ。東京大学文学部東洋史学科卒業後、同大学院総合文化研究科博士課程修了。博士(学術)。その間、ポルトガル共和国リスボン新大学大学院に留学。大学非常勤講師などを務める。専門は東アジア・キリスト教史。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたもの)。



(カトリックの朝鮮布教の担い手 パリ外国宣教会のサイトより)



<関連サイト>

Activities of the Holy Father Pope Francis
Apostolic Journey of His Holiness Pope Francis to the Republic of Korea on the occasion of the 6th Asian Youth Day (13-18 August 2014) (Vatican Holy See (ローマ教皇庁公式サイト)

Daily chart  The Word and the world  Catholicism in Asia (The Economist, Aug 15th 2014)
・・アジアで増加するカトリック人口。ただし国別にみると傾向に違いがみられる

教皇フランシスコの訪韓、国中が熱狂した5日間 (趙 章恩、日経ビジネスオンライン、2014年8月21日)





<ブログ内関連記事>

韓国とキリスト教関連

書評 『日本人は爆発しなければならない-復刻増補 日本列島文化論-』(対話 岡本太郎・泉 靖一、ミュゼ、2000)
・・「泉 朱子学の発想には二元論的発想がととのえられています。だから、中国と朝鮮のキリスト教化のために、朱子学が論理的地ならしをしたと、皮肉ることもできます。・・(中略)・・つまり、中国や朝鮮のように二元論的な朱子学のイデオロギー体系が定着したところでは、ヨーロッパの文化が入ってきたときに、これと対決し、価値としてのヨーロッパ体系に抵抗していますよ。「よきをとり、悪しきを捨て」ではなく、中国や朝鮮では全体として批判し、拒否しています」

韓国映画 『嘆きのピエタ』(キムギドク監督、2012)を見てきた-「第69回ベネチア国際映画祭」で最高賞の金獅子賞を受賞した衝撃的な映画
・・ピエタとは、聖母子像のことである

讃美歌から生まれた日本の唱歌-日本の近代化は西洋音楽導入によって不可逆な流れとして達成された
・・この記事で紹介した 『日韓唱歌の源流-すると彼らは新しい歌を歌った-』(安田寛、音楽之友社、1999)もあわせて読むといいだろう。韓国のキリスト教聖歌は植民地時代に日本の聖歌の影響を受けている

『はじめての宗教論 右巻・左巻』(佐藤優、NHK出版、2009・2011)を読む-「見えない世界」をキチンと認識することが絶対に必要
・・北朝鮮成立以前は、平壌(ピョンヤン)が朝鮮半島におけるキリスト教の一大中心地であったのだが、キム・イルソンの主体思想(チュチェ思想)が、もともとキリスト教の影響下にあったことが指摘されている

「説教と笑い」について
・・「韓国映画に『恋する神父』(韓国語の原題は『神父授業』、英語版は Love, So Divine)という、2004年製作公開の、肉体派のイケメン男優クォン・サンウが神学校の生徒で助祭を演じているラブコメディがある」 このほか韓国には、キリスト教映画も仏教映画も多い。日本人よりも社会における宗教の意味合いが大きいのはたしかなようだ。

(韓国映画 『恋する神父』)

韓国関連

書評 『醜いが、目をそらすな、隣国・韓国!』(古田博司、WAC、2014)-フツーの日本人が感じている「実感」を韓国研究40年の著者が明快に裏付ける

書評 『悪韓論』(室谷克実、新潮新書、2013)-この本を読んでから韓国について語るべし!

書評 『中国に立ち向かう日本、つき従う韓国』(鈴置高史、日本経済新聞出版社、2013)-「離米従中」する韓国という認識を日本国民は一日も早くもたねばならない

韓国現代史の転換点になった「光州事件」から33年-韓国映画 『光州 5・18』(2007年)を DVD でみて考えたこと(2013年5月18日)


「近代化」と「英語・アメリカ・キリスト教」

書評 『西洋が見えてきた頃(亀井俊介の仕事 3)』(亀井俊介、南雲堂、1988)-幕末の「西洋との出会い」をアメリカからはじめた日本


日本が「近代化」に邁進した明治時代初期、アメリカで教育を受けた元祖「帰国子女」たちが日本帰国後に体験した苦悩と苦闘-津田梅子と大山捨松について
・・「英語・アメリカ・キリスト教」の三位一体

書評 『山本覚馬伝』(青山霞村、住谷悦治=校閲、田村敬男=編集、宮帯出版社、2013)-この人がいなければ維新後の「京都復興」はなかったであろう ・・新島襄の盟友であった山本覚馬は旧会津藩士。かれも洗礼をうけてキリスト教徒となった

レビュー 『これを見ればドラッカーが60分で分かるDVD』(アップリンク、2010)
・・晩年のドラッカーは、メガ・チャーチなどのNPO(=非営利組織)のマネジメントに大きな影響を与えた


カルト宗教

書評 『ドアの向こうのカルト-九歳から三五歳まで過ごした、エホバの証人の記録-』(佐藤典雅、河出書房新社、2013)-閉鎖的な小集団で過ごした25年の人生とその決別の記録 オウム

書評 『オウム真理教の精神史-ロマン主義・全体主義・原理主義-』(大田俊寛、春秋社、2011)-「近代の闇」は20世紀末の日本でオウム真理教というカルト集団に流れ込んだ


中国とキリスト教

「稲盛哲学」 は 「拝金社会主義中国」を変えることができるか?
・・精神的飢餓感が儒教やキリスト教、その他の宗教に向かう現在の中国


カトリック関連-アジアとバチカン

ベトナムのカトリック教会
・・イエズス会禁止後にアジア布教の役割を担った「パリ外国宣教会」について触れてある

フィリピン(Philippines)とポーランド(Poland)、この「2つのP」には2つ以上の共通点がある!
・・カトリック国フィリピンとカトリック国ポーランドは、カトリック国であるがゆえに

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・・イエズス会のパラグアイ・ミッションは中国布教とならんで、同時代のヨーロッパにも影響を与えた

600年ぶりのローマ法王退位と巨大組織の後継者選びについて-21世紀の「神の代理人」は激務である

書評 『バチカン近現代史-ローマ教皇たちの「近代」との格闘-』(松本佐保、中公新書、2013)-「近代」がすでに終わっている現在、あらためてバチカン生き残りの意味を考える


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