「アタマの引き出し」は「雑学」ときわめて近い・・日本マクドナルド創業者・藤田田(ふじた・でん)に学ぶものとは?

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2019年5月7日火曜日

JBPress連載コラム第51回目は、「略奪と殺戮の時代に終止符を打ったストイックな女王-『自省録』を座右の書にしてきたトップリーダーたち」(2019年5月7日公開)

(グレタ・ガルボ主演のハリウッド映画『クリスチナ女王』(1933年)のポスター Wikipediaより)

21世紀の現在、米英の英語圏を中心に「ストア派哲学」のリバイバルにある。だが、リバイバルは今回が初めてのことではない。西欧では、いまから約500年前にもリバイバルした時期があっった。 

21世紀の現在もそうだが、どうも時代が激動期に入ると、周囲の状況にまどわされずに、何ごとにも動じない「強いメンタル」をもつニーズが個人レベルで生まれてくるようだ。「内面」の重視である。「内省」の重視である。 

何ごとにも動じない「強いメンタル」のことを「不動心」(アタラクシア)という。「不動心」はまた「恒心」ともいう。「恒心」は、16世紀から18世紀にかけての「バロック時代」の基本精神でもあった。 

JBPressの連載コラムだが、本日(2019年5月7日)公開のコラムは、略奪と殺戮の時代に終止符を打ったストイックな女王-『自省録』を座右の書にしてきたトップリーダーたちと題して、17世紀スウェーデンの女王クリスティナを取り上げた。 
⇒  http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/56277


(クリスティナ女王の肖像画 Wikipediaより)

クリスティナ女王は、それほど知名度は高くないが、きわめて重要な役割を果たした人物だ。

ストア派哲学に支えられた強固な意志によって理想を貫き、キリスト教徒同士が血で血を洗う宗教戦争を終結させることに成功した人物だ。 

ぜひお読み頂きたいと思う。
⇒  http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/56277



■『超訳 自省録 よりよく生きる』について

全12巻で構成されている『自省録』を、編訳者である私が、内容に従って9項目に分類した「目次」を紹介しておこう。


目 次
はじめに
1 「いま」を生きよ
2 運命を愛せ
3 精神を強く保て
4 思い込みを捨てよ
5 人の助けを求めよ
6 他人に振り回されるな
7 毎日を人生最後の日として過ごせ
8 自分の道をまっすぐに進め
9 死を想え


『超訳 自省録 よりよく生きる』(佐藤けんいち編訳、ディスカヴァー・トゥエンティワン)は、4月27日の発売。





<ブログ内関連記事>

『超訳 自省録 よりよく生きる』(マルクス・アウレリウス、佐藤けんいち編訳、ディスカヴァー・トゥエンティワン、2019)が、来る2019年4月27日出版されます-わが人生初のハードカバー!

不動明王の「七誓願」(成田山新勝寺)-「自助努力と助け合いの精神」 がそこにある!
・・「不動心」を説いたストア派。「不動尊」信仰を発展させた真言密教


■初期近代の西欧とバロック

「ルーベンス展-バロックの誕生-」(国立西洋美術館)に行ってきた(2019年1月3日)-南部ネーデルラントが生んだバロックの巨人をイタリア美術史に位置づける試み

エル・グレコ展(東京都美術館)にいってきた(2013年2月26日)-これほどの規模の回顧展は日本ではしばらく開催されることはないだろう

「グエルチーノ展 よみがえるバロックの画家」(国立西洋美術館)に行ってきた(2015年3月4日)-忘れられていた17世紀イタリアのバロック画家がいまここ日本でよみがえる!

『バロック・アナトミア』(佐藤 明=写真、トレヴィル、1994)で、「解剖学蝋人形」という視覚芸術(?)に表現されたバロック時代の西欧人の情熱を知る


■略奪と殺戮の時代の西欧近世

「ジャック・カロ-リアリズムと奇想の劇場-」(国立西洋美術館)にいってきた(2014年4月15日)-銅版画の革新者で時代の記録者の作品で17世紀という激動の初期近代を読む

映画 『王妃マルゴ』(フランス・イタリア・ドイツ、1994)-「サン・バルテルミの虐殺」(1572年)前後の「宗教戦争」時代のフランスを描いた歴史ドラマ


■500年単位で繰り返す「激動の時代」

「500年単位」で歴史を考える-『クアトロ・ラガッツィ』(若桑みどり)を読む

書評 『1492 西欧文明の世界支配 』(ジャック・アタリ、斎藤広信訳、ちくま学芸文庫、2009 原著1991)-「西欧主導のグローバリゼーション」の「最初の500年」を振り返り、未来を考察するために


 
(2019年4月27日発売の拙著です)




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