昨日(2023年1月31日)のことだが、ようやく実見することができた東船橋の道祖神社(船橋市)。
巨樹にへばりつくような神社。といっても、生命力そのものといった巨樹じたいがご神体、といったおもむきだ。
この巨樹は落葉樹のイチョウ。まさに大銀杏(おおいちょう)だな。建物の裏側には、これまた常緑樹の大木。タブノキだ。
(タブノキ 筆者撮影)
道祖神社というのは道祖神のことらしい。祭神は猿田彦の命(サルタヒコ)。道祖神と同一視されてきた神。
明治維新の際には「無格社」とされ、のちに意富比神社(=船橋大神宮)に合祀され、飛地境内社となったという。
(大樹の全景 筆者撮影)
この神社は、ちょうど三つ角に位置している。道祖神だから、村社ですらなかったわけだ。
巨樹というものは、落葉樹のイチョウであれ、常緑樹のタブノキやスギであれ、見ていて畏怖の感に打たれる。というより、単純にすごいなあ、と思ってしまう。
人間なんか及びもつかない長い年月を生き抜いてきた存在だからだろう。 神が宿る依り代というよりも、すでに神となっているのだ。
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