「アタマの引き出し」は「雑学」ときわめて近い・・日本マクドナルド創業者・藤田田(ふじた・でん)に学ぶものとは?

◆「アタマの引き出し」つくりは "掛け算" だ : 「引き出し」 = Σ 「仕事」 × 「遊び」
◆酒は飲んでも飲まれるな! 本は読んでも読まれるな!◆ 
◆一に体験、二に読書、その体験を書いてみる、しゃべってみる!◆
◆「好きこそものの上手なれ!」◆

<旅先や出張先で本を読む。人を読む、モノを読む、自然を読む>
トについてのブログ
●「内向きバンザイ!」-「この国」日本こそ、もっとよく知ろう!●

■■ 「むかし富士山八号目の山小屋で働いていた」全5回 ■■
 総目次はここをクリック!
■■ 「成田山新勝寺 断食参籠(さんろう)修行(三泊四日)体験記 」全7回 ■■ 
 総目次はここをクリック!
■■ 「庄内平野と出羽三山への旅」 全12回+α - 「山伏修行体験塾」(二泊三日)を中心に ■■
 総目次はここをクリック!


「個」と「組織」のよい関係が元気をつくる!

「個」と「組織」のよい関係が元気をつくる!
ビジネス寄りでマネジメント関連の記事はこちら。その他の活動報告も。最新投稿は画像をクリック!



ご意見・ご感想・ご質問 ken@kensatoken.com にどうぞ。
お手数ですが、コピー&ペーストでお願いします。

© 2009~2026 禁無断転載!



ラベル 戦後70年 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル 戦後70年 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2016年8月23日火曜日

71年目の「原爆記念日」も「終戦記念日」も、ちょうど同時期に開催された「2016年リオ・オリンピック」での日本選手の活躍でトップニュースではなくなった

(2016年8月22日に関東地方を直撃した台風9号の渦巻き 東電サイトより)


南米ではじめて開催されたオリンピックである、リオ・オリンピックが2016年8月22日に無事終了した。

あっという間の17日間だった。オリンピックには特別な関心があるとはいえないとはいえ、毎朝、目が覚めてテレビをつけると日本選手によるメダル、メダルのラッシュ状態。リオ大会で日本が獲得したメダルは金12、銀8、銅21の計41個で、確定。前回ロンドン大会の38個を超えて史上最多になったのだそうだ。国威発揚とは違う意味で、日本人としては正直いってうれしいことは否定しない。

ブラジルのリオ・デ・ジャネイロ(=一月の河)は日本からみれば、まさに地球の反対側。ブラジルには、わたしはまだいったことがないが、ロサンゼルスかフロリダを経由して20時間以上かかるフライトを考えると、尻込みしてしまうのも仕方あるまい。まだまだ先の楽しみ(?)に取っておくとしよう。

さて、オリンピックが開催されていたこの17日間、この時期はヒロシマ原爆投下の8月6日、ナガサキの8月9日、「終戦」記念日の8月15日がすっぽり収まってしまうのである。例年なら、まずトップニュースは判を押したように、この話題が連続して続くのが恒例であった。

わたしはいつも日本語のテレビニュースはNHKを視聴しているのだが、今年は例年とは違って、ほとんどの日がオリンピック関連ニュースがトップにくるだけでなく、時間的にも平気で20分以上を占めていたのだ。おいおい、ほかにニュースはないのかよ、とツッコミを入れたくなったのは、わたしだけではないはずだ。

もちろん、日本体操男子が団体が金、柔道で金、テニスの男子シングルズで96年ぶりにメダル、女子レスリングの個人で史上初の女子選手の4連続大会で金メダルなど、つぎつぎにオリンピック関連ニュースが続出すれば、当然といえば当然であったかもしれない。それはそれで、よろしいことだ。

さすがに「終戦」記念日は、トップニュースは数分であったが、式典関連であったが、どうも報道関係者だけでなく、日本全体が厳粛な気分よりも、躁状態を欲していたのではないか、という気がしてきたものである。

もっともオリンピック終了間際になってからは、同時に日本近海で台風が3つも同時に発生、北海道は台風が二回つづけて直撃、関東には台風9号が直撃し、関東と東北で大雨警報がでるなど、トップニュースは台風注意情報になっていた。さすがに自然災害のニュースは取り扱わないわけにはいかない。

昨日8月22日は、ちょうど閉会式であったが、出席したのは小池都知事。東京の顔が、日本の顔がM氏ではなくて良かったが、これはあとから知った情報だ。

NHKでは台風情報のため、オリンピック閉会式の中継は行われなかった。民放では、文字情報で台風情報を流しながら報道していたが。

キャスター出身でTVメディアへの露出が命である小池百合子氏にとっては、せっかくの着物姿なのに、当日のリオの雨模様が残念だったこともさることながら、LIVEで中継されなかったということは大いに誤算であったかもしれない。だが、すでに選挙戦も終わっているし、あまり実損はないのかな? 

さて、すでに「戦後72年」もたつと、いまさらという気持ちが人口構成上では必然の流れとなってくるのではないだろうか。72年前のことを鮮明に記憶している人は、年々減少していく。

ニュースバリューと、ニュースの緊急性と重要性について大いに考えさせられたのであった。来年2017年のちょうど同じ時期はどうなっているのだろうか?



<ブログ内関連記事>

「東京オリンピック」(2020年)が、56年前の「東京オリンピック」(1964年)と根本的に異なること

「ロンドン・オリンピック 2012」開会式の「ヘイ・ジュード」-英国のソフトパワーここにあり!
・・となると、日本のソフトパワーはピカチューに代表されるゲームやアニメのキャラクターか?

都知事選で小池百合子候補が圧勝!-女性初の都知事誕生を祝す(2016年7月31日)

「戦後70年」とは三島由紀夫が1970年に45歳で自決してから45年目にあたる年だ(2015年11月25日)

「戦後70年」のことし2015年は「日本国憲法」発布から68年になる(2015年5月3日)

「日本のいちばん長い日」(1945年8月15日)に思ったこと(2009年8月15日)

「国境なき記者団」による「報道の自由度2015」にみる日本の自由度の低さに思うこと-いやな「空気」が充満する状況は数値として現れる




(2012年7月3日発売の拙著です)






Clip to Evernote 


ケン・マネジメントのウェブサイトは
http://kensatoken.com です。

ご意見・ご感想・ご質問は  ken@kensatoken.com   にどうぞ。
お手数ですが、クリック&ペーストでお願いします。

禁無断転載!



end

2015年6月23日火曜日

書評 『沖縄戦いまだ終わらず』(佐野眞一、集英社文庫、2015)-「沖縄戦終結」から70年。だが、沖縄にとって「戦後70年」といえるのか?


本日(2015年6月23日)は、沖縄戦終結から70年。太平洋戦争において、もっとも激しく、かつ唯一の地上戦となったのが沖縄戦である。
    
先日も、NHKスペシャルで「沖縄戦 総記録」という特集が放送(2015年6月14日)されたが、軍人ではない非戦闘員の一般人も大量に巻き込まれた地上戦の実態は、いまだに完全に解明されているとは言い難いという。アメリカとの戦いは6月23日に終結したが、そのまま1972年の本土復帰まで占領状態がつづいたのである。
   
『沖縄戦いまだ終わらず』(佐野眞一、集英社文庫、2015)という本を読んだ。「戦後70年」という年に、あえて「沖縄戦いまだ終わらず」というタイトルをぶつけてきたのは強烈である。挑発的というべきか。刺激的なタイトルである。もともとは、『僕の島は戦場だった-封印された沖縄戦の記憶-』として2013年に出版されたが、文庫版出版にあたってタイトルを変更したのだという。
   
この本を読んで、いかに自分が沖縄戦について表面的にしか知らなかったか、あらためて深い反省をしている。沖縄戦は、「ひめゆり」だけではない。

とくに、「第5章「集団自決」の真実」は必読だろう。この本に描かれている事実があまりにも悲惨すぎる。

「自決」とはあるが、じっさいには追い詰められた末の「強いられた集団自殺」ではないのか? 「生きて虜囚の辱めを受けず」という戦陣訓は大戦中の日本軍人に課されたものであったが、一般人に求められたわけではなかったはずなのだが・・・。日本の軍人が強いたものであったのか、それとも自発的に「自決」したのか。

それにしても思うのは、なぜ追い詰められた日本軍人は、沖縄の一般人に対してあれほど過酷な態度がとれたのか、ということだ。植民地の満洲でも、壊滅して敗走する日本軍は、民間人を見捨てて逃げたことが現在でも非難されているが、沖縄ではもっと酷いことをしたというべきではないのか?

もし本土でも沖縄と同様に地上戦が行われていたなら、沖縄の悲劇が拡大されて繰り返されたかもしれもしれない。いや間違いなくそうなっていたであろう。その意味では、戦艦大和が無謀な「沖縄特攻作戦」で花と散り、海の藻屑と消えていったのは、その意味では、せめてもの日本軍人の罪滅ぼしとなったといえるのかもしれない。


8月15日の終戦記念日(・・・ただしくは「敗戦記念日」)、8月6日の広島の原爆記念日8月9日の長崎の原爆記念日だけでなく、そして3月10日の東京大空襲などだけでなく、6月23日の沖縄慰霊の日も祈りの日としなければならない。天皇皇后両陛下も、この日をことのほか重要とお考えになっているときく。

『沖縄戦いまだ終わらず』は、読むと重い気分にさせられる内容で、けっして読んで楽しい本というわけではないが、「戦後70年」のいま読むべき本として強くすすめたいと思う。





目 次

文庫版のための短いまえがき

第1章 「援護法」という欺瞞
第2章 孤児たちの沖縄戦
第3章 「幽霊は私の友だち」
第4章 那覇市長の怒り
第5章 「集団自決」の真実
第6章 沖縄の民意はなぜ日本に届かないのか
主要参考文献
解説 大田昌秀

著者プロフィール

佐野眞一(さの・しんいち)
1947年、東京生まれ。早稲田大学文学部を卒業後、出版社勤務を経てノンフィクション作家に。1997年、『旅する巨人―宮本常一と渋沢敬三』で、第28回大宅壮一ノンフィクション賞を受賞。2009年、『甘粕正彦―乱心の曠野』で第31回講談社ノンフィクション賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたもの)。



<ブログ内関連記事>

佐野眞一氏のノンフィクション

「沖縄復帰」から40年-『沖縄 だれにも書かれたくなかった戦後史』(佐野眞一、集英社、2008)を読むべし!
・・『沖縄戦いまだ終わらず』とあわせて読むべし

書評 『津波と原発』(佐野眞一、講談社、2011)-「戦後」は完全に終わったのだ!
・・福島を考えるとき、沖縄も同時に想起すべきだろう。なぜなら・・・

書評 『私の体験的ノンフィクション術』(佐野眞一、集英社新書、2001)-著者自身による作品解説とノンフィクションのつくり方

書評 『あんぽん 孫正義伝』(佐野眞一、小学館、2012) -孫正義という「異能の経営者」がどういう環境から出てきたのかに迫る大河ドラマ


沖縄関連

「沖縄復帰」から40年-『沖縄 だれにも書かれたくなかった戦後史』(佐野眞一、集英社、2008)を読むべし!
・・『沖縄戦いまだ終わらず』とあわせて読むべし

戦艦大和が「沖縄特攻作戦」に出撃してから70年(2015年4月6日)-桜の季節に散っていった戦艦大和への鎮魂

書評 『「普天間」交渉秘録』(守屋武昌、新潮文庫、2012 単行本初版 2010)-政治家たちのエゴに翻弄され、もてあそばれる国家的イシューの真相を当事者が語る

書評 『日米同盟 v.s. 中国・北朝鮮-アーミテージ・ナイ緊急提言-』(リチャード・アーミテージ / ジョゼフ・ナイ / 春原 剛、文春新書、2010)

書評 『沖縄本礼賛』(平山鉄太郎、ボーダーインク、2010)-本を買うのが好きな人、コレクター魂をもつすべての人に





(2012年7月3日発売の拙著です)










Clip to Evernote 


ケン・マネジメントのウェブサイトは
http://kensatoken.com です。

ご意見・ご感想・ご質問は  ken@kensatoken.com   にどうぞ。
お手数ですが、クリック&ペーストでお願いします。


禁無断転載!




end