『言志四録 心を磨く言葉』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)の Audible版は 6月14日発売予定です。
電子書籍であっても、「目で読む読書」であることに変わりありません。 その点、耳で聴く「Audible版」はまったく異なる媒体であるといっていいでしょう。
画面を見ないで動画を視聴するのも、聴覚を利用する点はおなじですね。目をつむっていても音は聞こえます。
そう考えれば、ダイレクトに音声のみで読書するのは、ある意味では効率的だといえるでしょう。通勤時間がそのまま活用できますね。電車通勤じゃなくてもクルマを運転しながらでもながら聴きが可能です。 アメリカではそういう利用法が当たり前です。
音声の日本語を理解する際の最大の阻害要因は、日本語の漢字語には「同音異義語」があまりにも多いということにあります。
「目で読む読書」なら読み分けることも可能ですが、「耳で読む読書」の場合、音声だけで識別することはときに難しいものがあります。 もちろん文脈がわかれば、理解も容易でしょう。
わたしは日本語を書く際には、「朗読を耳できいてもわかる日本語」をつねに意識しています。できるだけ漢字を減らして、ひらかなを多くしているのはそのためです。
とはいえ、『言志四録』のように原文が漢文で、どうしても漢字表現が多いと音声認識の難易度が高くなってしまう懸念があります。どこまで対応できているか、編訳者としては気になることではありますね。
Audible版は 6月14日発売予定です。まだ先の話ですが、amazonでは「予約可能」になっております。
<ブログ内関連記事>
(2023年11月25日発売の拙著です 画像をクリック!)
(2022年12月23日発売の拙著です 画像をクリック!)
(2022年6月24日発売の拙著です 画像をクリック!)
(2021年11月19日発売の拙著です 画像をクリック!)
(2021年10月22日発売の拙著です 画像をクリック!)
(2020年12月18日発売の拙著です 画像をクリック!)
(2012年7月3日発売の拙著です 画像をクリック!)
end