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2020年1月2日木曜日

書評『無病法 ー 極小食の威力』(ルイジ・コルナロ、中倉玄喜編訳・解説、PHP、2012)-「極小食」で102歳まで生きた人の話だけに説得力あり!


体調不良気味だったので「極小食型断食」を断行することにした。昨年の年末のことだ。

体調不良で大腸の調子がよくない。腹がグツグツいっており、食べたらすぐにでてしまうのだ。25年前のインド初体験の状況と似ている。ココナッツミルク粥を食べて1週間下痢が続いて以来の出来事だ。食べたらすぐに出てしまう、その繰り返し。インドからネパールに入って、日本では入手できないような強力な下痢止めを飲んで、ようやく下痢が終わった経験を思い出す。

今回は、年末に入る2週間前に肉を食べ過ぎたのが原因ではないかとにらんでいる。牛・豚・鳥と毎日しかも大量に食べ続けたが、その悪影響がしばらくたってから出てきたのだ。そういえば、10年以上前のことだが、ベトナムのホーチミンでカニを食べ過ぎてカニ・アレルギーになったことを思い出した。

腹の調子が悪いと、腹の底からチカラが湧いてこない腹、つまり大腸の調子は、人間存在を大きく規定しているのだと、あらためて文字通り痛感。

食べたら、すぐに出てしまうのでは、クスリ飲んでもキリがない。そうだ、食べなければいいのだ、食べなければ出ることもない。というわけで断食をすることに


■「極小食」を説いた本を再発見

こんな感じで過ごし始めたときに本を整理していたら、『無病法ー極小食の威力』(ルイジ・コロナロ、中倉玄喜編訳・解説、PHP、2012)が出てきた。以前に購入していながら、パラっとしか見ていなかった。まさに、いま読むべき本ではないか!というわけで、はじめて通読してみた。読んでみて大いに納得

うん、うん、とうなづくばかり。そうだよな、小食でいかなくてはならないのだよ。心身に問題が生じるのは食べ過ぎにあるのだ。「何ごとも過ぎたるは及ばざるがごとし」ではないか! 肉であれ、カニであれ、食べ過ぎはよくないいうこと。

『無病法ー極小食の威力』は、「極小食」を実践して102歳まで生きた16世紀のヴェネツィア貴族の講話集。①「食を節することの重要性について」(83歳)、②「虚弱体質を改善する最良の方法について」(86歳)、③「幸福な老後を獲得する方法について」(91歳)、④「長寿を約束する節食の薦め」(95歳)の4本である。日本でいえば『養生訓』のようなものか。

この人は、40歳のころに大病して死ぬ間際までいったことがあるらしい。医者から小食を薦められたので実践してみたところ、それ以来、病気とは無縁になったということだ。つまるところ、食べ過ぎはよくないことは言うまでもなく、腹八分目はもとより、あまり食べない方がカラダにはいい、ということなのだ。

今後は、これを肝に銘じて生きていくことにしたいと思う。といっても、かならずしも実践できるかどうかは定かではないが、ときどき「極小食断食」をやってみる必要はありそうだ。カラダのなかも大掃除!




■今回実行してみた「極小食型断食」

断食とはいっても、完全な断食ではない。栄養補給しながらの断食なので、むしろ「極超小食」というべきだろう。要は、固形物を摂取しないのだ。胃腸に負担はかけないで生きながらえる方法。

栄養補給は、ウィダー・イン・ゼリー(マスカット味)で。これ1つでおにぎり1つ分の栄養だという。これを昼と夜に1回づつで1日合計2つ。朝は「飲む点滴」の甘酒。このほか、水分は摂取コーヒーにたっぷり黒砂糖を入れて飲む。糖分はアタマの栄養。酒は飲まない。

そんなかんじで過ごしてみたが、不思議なことに腹が減らないのだ。本格的な断食だと水のみなので、栄養補給がない状態ではカラダがだるくなってくるのだが、「極小食型断食」ではそのようなことはない。

消化に無駄なエネルギー使用がないので、眠くならなることもない。知的活動には好都合。いいことづくめではないか!

だが、さすがに5日目から腹が減るようになってきたので、そこで終了して夕食から回復ステージに入ることに。胃腸に優しいお粥を食べる。すこしづつ食べる量を増やしていく。お正月に美味いものが食べたかったからだ。

お正月が終わったら、また「極小食断食」再開してみようかなと思う。


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<関連サイト>


ルイジ・コルナロ(Luigi Cornaro) Wikipedia英語版
・・Alvise Cornaro, often Italianised Luigi (1467 or 1464~8 May 1566), was a Venetian nobleman and patron of arts, also remembered for his four books of Discorsi (published 1583–95) about the secrets to living long and well with measure and sobriety.


・・白隠といえば、座禅につきまとう「禅病」、すなわち強度のノイローゼ対策としてのイメージ療法である「内観法」で有名

・・江戸時代後期の大坂に生きた水野南北は「小食主義」でも有名。「小食」こそ「開運」のカギ!

(2024年1月12日、2024年1月25日 情報追加)


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