「アタマの引き出し」は「雑学」ときわめて近い・・日本マクドナルド創業者・藤田田(ふじた・でん)に学ぶものとは?

◆「アタマの引き出し」つくりは "掛け算" だ : 「引き出し」 = Σ 「仕事」 × 「遊び」
◆酒は飲んでも飲まれるな! 本は読んでも読まれるな!◆ 
◆一に体験、二に読書、その体験を書いてみる、しゃべってみる!◆
◆「好きこそものの上手なれ!」◆

<旅先や出張先で本を読む。人を読む、モノを読む、自然を読む>
トについてのブログ
●「内向きバンザイ!」-「この国」日本こそ、もっとよく知ろう!●

■■ 「むかし富士山八号目の山小屋で働いていた」全5回 ■■
 総目次はここをクリック!
■■ 「成田山新勝寺 断食参籠(さんろう)修行(三泊四日)体験記 」全7回 ■■ 
 総目次はここをクリック!
■■ 「庄内平野と出羽三山への旅」 全12回+α - 「山伏修行体験塾」(二泊三日)を中心に ■■
 総目次はここをクリック!


「個」と「組織」のよい関係が元気をつくる!

「個」と「組織」のよい関係が元気をつくる!
ビジネス寄りでマネジメント関連の記事はこちら。その他の活動報告も。最新投稿は画像をクリック!



ご意見・ご感想・ご質問 ken@kensatoken.com にどうぞ。
お手数ですが、コピー&ペーストでお願いします。

© 2009~2026 禁無断転載!



ラベル リバタリアン の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル リバタリアン の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2024年3月27日水曜日

書評『テクノ・リバタリアン ― 世界を変える唯一の思想』(橘玲、文春新書、2024)― 一握りの数学の天才たちの思考実験と実践がもたらしてきたもの、そして今後もたらしてくるもの



  本日(2024年3月20日)が発売予定になっている『テクノ・リバタリアン ー 世界を変える唯一の思想』(橘玲、文春新書、2024)を即日読了。面白い内容なので一気読みしてしまった。  

米国のシリコンバレーに集まってきた一握りの異人たち、つまり数学やコンピュータの天才たちの思考実験と実践がもたらしてきたもの、そして今後もたらしてくるものについて考察し、解説したものだ。 

橘玲氏の書き物はみな「身もふたもないハードファクト」について語っているが、「進化心理学」の知見などをベースに思考を行っているからだろう。 

副題にある「世界を変える唯一の思想」とは、テクノロジーが主導するリバタリアニズム」(technolibertarianism)のことだ。

英語による英米哲学の枠組みのなかにあるこの「リバタリアニズム」という思想は、腐るほど取り上げられている西洋哲学やフランス現代思想と違って、不思議なことに日本ではほとんど黙殺されている。日本人の感性には合わないためだろう。

内容をここで繰り返すつもりはないが、イーロン・マスクとピーター・ティールを「第1世代」とすれば、生成AI の Chat-GPT のサム・アルトマンやイーサリアムのヴィタリック・ブテリンなど「第2世代」との違いが興味深い。 

一見して衝撃的で、おどろおどろしい未来像を描いているような印象を与えるタイトルと内容紹介である。だが、テクノロジーがもたらした「(プラットフォームを握った)中央集権的支配と個人の共生」というモデルというか現実は、現在の日本でもすでに日常的に観察される、ほとんど常識的なものだとわたしには思われた。この世界では中間的存在はありえないのだ。

つまり、おのずからなるようになっているのである。もちろん、わたしはその後者の「個人」であるが、それはそれでいいではないか。

合理的にものを考えるわたしは、とくに「テクノリバタリアン」たちをうらやましいとも思わない。かれら成功者には、生存不安による強迫神経症がつきまとっているからだ。光あるところに影がある。
  
「テクノリバタリアン」たちが描く未来像には、当然のことながらポジとネガがある。幸か不幸か、実践の結果もたらされたものは、かならずしもかれらの夢想どおりにはなっていない。それを良いと思うか残念に思うかは、読者自身に判断がゆだねられる。 

結論としては、わたし的にはそれほど違和感のない現実であり、未来像であった。いたずらに恐れるような未来ではない、のではないかな、と。日本人は過剰に恐れていると、著者は思い込んでいるようだ。とはいえ、日本人すべてそうだということもあるまい。 

出典となる文献も逐一明記されているので、テクノロジーが導くリバタリアン思想の入門書として、読書案内として、よくできた本だと思う。 



画像をクリック!


目 次
はじめに 世界を数学的に把握する者たち 
PART0 4つの政治思想を30分で理解する 
PART1 マスクとティール 
PART2 クリプト・アナキズム 
PART3 総督府功利主義 
PART4 ネクストジェネレーション 
PARTX 世界の根本法則と人類の未来 
あとがき 「自由」を恐れ、「合理性」を憎む日本人

著者プロフィール
橘 玲(たちばな あきら)
1959年生まれ。日本の男性作家。本名は非公開。 早稲田大学第一文学部卒業。元・宝島社の編集者で雑誌『宝島30』2代目編集長。日本経済新聞で連載を持っていた。海外投資を楽しむ会創設メンバーの一人。2006年『永遠の旅行者』が第19回山本周五郎賞候補となる。デビュー作は経済小説の『マネーロンダリング』。投資や経済に関するフィクション・ノンフィクションの両方を手がける。2010年以降は社会批評や人生論の著作も執筆している。(Wikipedia情報による)


<ブログ内関連記事>





(2025年1月24日発売の拙著です 画像をクリック!

(2023年11月25日発売の拙著です 画像をクリック!

(2022年12月23日発売の拙著です 画像をクリック!

(2022年6月24日発売の拙著です 画像をクリック!

(2021年11月19日発売の拙著です 画像をクリック!

(2021年10月22日発売の拙著です 画像をクリック!

 (2020年12月18日発売の拙著です 画像をクリック!

(2020年5月28日発売の拙著です 画像をクリック!

(2019年4月27日発売の拙著です 画像をクリック!

(2017年5月19日発売の拙著です 画像をクリック!

(2012年7月3日発売の拙著です 画像をクリック!


 



ケン・マネジメントのウェブサイトは

ご意見・ご感想・ご質問は  ken@kensatoken.com   にどうぞ。
お手数ですが、クリック&ペーストでお願いします。

禁無断転載!








end

2022年12月12日月曜日

書評『ピーター・ティール 世界を手にした「反逆の起業家」の野望』(トーマス・ラッポルト、赤根桃子訳、飛鳥新社、2018)― 起業家を経て投資家へ。その根底にあるのは哲学で鍛えられた思考能力



先日イーロン・マスクにかんする本を読んで、ようやく大いに納得したが、さらに納得感を得たいのでピーター・ティールにかんする本を読む。投資家として「スペースX」を最初から支えてきたのがピーター・ティールだ。 

そもそも、イーロン・マスクのようにツイートを連発したりするような派手な人ではないので、マスコミの取り上げかたもそれほど大きなわけではない。 

近年もっとも注目を浴びたのは、民主党支持が多数派のシリコンバレーでは、数少ないトランプ大統領支持者で、大統領就任後には政権移行チームに抜擢されたことだろう。 

そんなこともあって、断片的な記事をつうじて、イメージを形成してきたにすぎない。すべての権威からの自由を信念とする「リバタリアン」であることは、比較的知られていることであろう。リバタリアンを徹底している点にかんしては、イーロン・マスクの比ではない。 


原題は、Peter Thiel: Facebook, PayPal, Palantir - Wie Peter Thiel die Welt revolutioniert - Die Biography(直訳すれば、『ピーター・ティール ー フェイスブック、ペイパル、パランティア。ピーター・ティールは、いかに世界を革命してきたかー伝記』)である。
 



世界最初の評伝は、ドイツ人著者によってドイツで出版されたのがこの本。1歳で米国に移住してきた移民二世のピーター・ティールは、ドイツ語も堪能のようだ。 

この本を読んでわかったのは、絵に描いたようなエリートコースを歩んできたが、「競争」そのもののバカバカしさに嫌気がさして、そこから脱出した人間であることだ。 

西海岸の名門スタンフォード大学で哲学を専攻したあとは、スタンフォードのロースクールを卒業し、ニューヨークの弁護士事務所で働き、その後は金融の世界で働いていたという。

「競争する負け犬」になるなというフレーズが興味深い。 ピーター・ティールの信念であるようだ。

「競争ではなく独占」という信念は、決済サービス PayPal(ペイパル)の起業と成功で実証したわけだが、その信念の出発点は、大学学部時代の哲学専攻時代に弟子として大いに影響を受けた、フランスの思想家ルネ・ジラールにあるという。この点が大いに興味深い。 

ペイパル時代に培った仲間関係が、いわゆる「ペイパル・マフィア」と世間ではいわれているものだが、イーロン・マスクもまた、それに連なる人脈の一人ということになる。 

起業家としてのペイパル成功後は、もっぱら投資家として活動しているが、その投資哲学も興味深い

基本的に逆張り(=コントラリアン)だが、彼自身の著書のタイトルにあるように『ZERO to ONE』となるような事業であることが条件である。

リバタリアンでコントラリアン。これがピーター・ティールを理解するための、もっとも簡潔な表現かもしれない。




 誰もが注目しなかったときにマーク・ザッカーバーグの Facebook事業に投資し、現在に至るまで支えてきたのもピーター・ティールだ。さきにふれたスペースXもまたおなじ。このほか、ビッグデータ分析を先取りしたパランティア(Palantir)など、先見性と超長期の姿勢が、その真骨頂であるのだろう。 

興味深いのは、この本の著者が、ティールの投資姿勢を、かの有名なウォーレン・バフェットのそれと比較していることだ。 結論からいったら、テクノロジー関連という点を除けば、ティールとバフェットがよく似ていることだ。

自分が熟知している分野で逆張りで集中的に投資する。この姿勢は、わたしにはアンドリュー・カーネギーの投資と事業経営に対する姿勢にも似ているように思われる。 

とにかく、これほどの思考力をもった人間は、ビジネス界にはなかなかいないだろう。その秘密の一端でも知りたいと思うのは、ある意味では当然ではないだろうか。賛同者も多いが、批判者も多い存在である。 その点も盟友のイーロン・マスクとおなじである。




愛読書の1冊が哲学者フランシス・ベーコンのユートピア小説『ニュー・アトランティス』
というのも興味深い。 マスクが推奨するのが『フランクリン自伝』であるのと比べてみるのも興味深いではないか。

ドイツ人がドイツ語で書いた本の日本語訳であるので、訳文はこなれているが、あまり読みやすい本ではない。とはいえ、ピーター・ティールのアタマのなかを、すこしだけだが垣間見ることができたような気持ちになった。 


画像をクリック!


目次
はじめに なぜ世界は「この男」に注目するのか? 
第1章 はじまりの地、スタンフォード大学
第2章 「競争する負け犬」になるな ー 挫折からのペイパル創業
第3章 常識はずれの起業・経営戦略 ー ペイパル、パランティアはなぜ成功したのか?
第4章 持論を発信する ー『ゼロ・トゥ・ワン』と『多様性の神話』スキャンダル 
第5章 成功のカギは「逆張り思考」ー スタートアップの10ルール
第6章 ティールの投資術 ー なぜ彼の投資は成功するのか? 
第7章 テクノロジーを権力から解放せよ ー ティールのリバタリアン思想
第8章 影のアメリカ大統領? ― トランプ政権を操る
第9章 ティールの未来戦略 ー 教育、宇宙、長寿に賭ける
おわりに テクノロジーがひらく自由な未来へ
訳者あとがき
原注



<ブログ内関連記事>




(2026年8月25日 情報追加)


(2025年1月24日発売の拙著です 画像をクリック!

(2023年11月25日発売の拙著です 画像をクリック!

(2022年12月23日発売の拙著です 画像をクリック!

(2022年6月24日発売の拙著です 画像をクリック!

(2021年11月19日発売の拙著です 画像をクリック!

(2021年10月22日発売の拙著です 画像をクリック!

 (2020年12月18日発売の拙著です 画像をクリック!

(2020年5月28日発売の拙著です 画像をクリック!

(2019年4月27日発売の拙著です 画像をクリック!

(2017年5月19日発売の拙著です 画像をクリック!

(2012年7月3日発売の拙著です 画像をクリック!


 



ケン・マネジメントのウェブサイトは

ご意見・ご感想・ご質問は  ken@kensatoken.com   にどう
お手数ですが、クリック&ペーストでお願いします。

禁無断転載!







end

2014年6月24日火曜日

書評『追跡・アメリカの思想家たち』(会田弘継、新潮選書、2008)ー アメリカの知られざる「政治思想家」たち



1980年代のレーガン大統領以降の「保守革命」が定着し、リベラリズムが退潮傾向になって久しいアメリカだが、アメリカにも「反近代」の立場に立脚する、ヨーロッパ型の「保守主義」が存在することがまず冒頭であきらかにされる。

本書は、その担い手であったラッセル・カークという在野の思想家に共鳴を示しつつ「保守主義」にフォーカスを合わせ、アメリカの政治思想を、保守からリベラルまで、人物とその思想のスケッチによって浮かび上がらせたものだ。だから正確なタイトルは、「アメリカの思想家」というよりも「アメリカの政治思想家」とすべきなのである。

月刊情報誌『フォーサイト』に連載されていたとき(2003年)にリアルタイムで読んでいたが、あらためて一冊になったものを、さらに出版から一定の時間をおいて読むことで、冷静にアメリカの政治思想を把握することが可能になった。冷却期間という時間は人をして冷静にさせる。

なによりもジョージ・ブッシュ政権時代前期のネオコン(=ネオ・コンサヴァティズム)の狂躁の日々が去ってから久しい現在、かれらがいったい何であったのかを冷静に捉えることができるのは意味があることだ。

すでに当時から、その本質は保守主義ではなく「リベラル左派」が「リベラル右派」に変身した、理想実現志向の社会変革思想であることは明らかになっていたが、本書ではその思想の根源がニューヨークのユダヤ人移民社会から生まれたものであることなど、思想が生まれる背景としての地域性も明らかにされている。経営用語でいえば「クラスター」というべきであろう。

このほか本書で取り上げられた「政治思想」には、キリスト教ファンダメンタリズム(=原理主義)や極限の自由を追求するリバタリアン、おなじく自由を希求しながらも大きな政府志向であるリベラリズムも、「思想地図」ともいうべき色分けが可能なほど、地域性が明確であることも明らかにされている。

それぞれ、キリスト教ファンダメンタリズム(=原理主義)は南部のいわゆる「バイブル・ベルト」リバタリアニズムはカリフォルニアリベラリズムは東部から西部にかけての北部地域に分布している。

特定の「思想」と「地域」を結びつけて考えることで、アメリカをより立体的に捉えることが可能となる。


(会田弘継氏作成の「地域別に見たアメリカの思想傾向」 P.222より)


著者自身、「アメリカに思想なんてあるのか?」という問いをなんどもされていると本書のなかで触れているが、たしかにアメリカにも「思想」は存在するのである。政治思想に限らず、経済思想や宗教思想などにも範囲を拡張すれば、明らかに思想は存在することがわかる。その担い手たちの知名度が世界レベルの高さがないとしても。

だが、本書では政治思想に関連する部分だけにしか言及されないのが残念なところだ。宗教思想でいえば原理主義もさることながら、「自己啓発」の思想である「ニューソート」(New Thought)への言及もまた必要だろう。

「思想」(thought)とは過去形で表現される「思考されたもの」であり、現在形で表現される「思考」(thinking)そのものとはイコールではないが、経営者の思想、エンジニアの思想、活動家の思想など、取り上げるべきものは多い。TED などでアイデアを披露している、「思想家と名乗っていない思想家」の思索や実践活動もまた、きわめてアメリカ的なものも少なくないことは指摘しておくべきだろう。

『フォーサイト』の連載にはなく単行本化にあたって加えられたのが、「エピローグ 戦後アメリカ思想史を貫いた漱石の「こころ」」である。人と人との「つながり」のなかで思想は生まれ、後代に継承されていくという経緯を物語としてつづったものだ。

著者が敬愛してやまないヨーロッパ型保守思想の大物ラッセル・カークというアメリカ人、経済学者でリバタリアン思想のフリードリッヒ・フォン・ハイエクというオーストリア人、『こころ』の英訳者エドウィン・マクレランといいうスコットランド出身の英国人、そして文芸評論家であった江藤淳という日本人。

漱石の『こゝろ』の英訳本がつないだ意外な「つながり」と「きずな」。これは思想のドラマの背後にあるものを鮮やかにみせてくれるものであった。著者によって初めて掘り起こされたこの「物語」は、静かな感動をもたらしてくれる。

ことし2014年は、漱石の『こゝろ』が出版されてからちょうど100年。明治大帝の崩御から2年後の2014年は第一次世界大戦が勃発した年でもあった。

アメリカの政治思想を語るには、ヨーロッパや日本もまた欠かすことのできない重要な要素なのである。古代ギリシアに始まるヨーロッパの政治思想を研究した、ネオコン思想家の日系人フランシス・フクヤマと徳富蘇峰との関係についての「追記」を読むと、さらにその感を強くする。



画像をクリック!


目 次

プロローグ メコスタ村へ
第1章 戦後保守思想の源流-ラッセル・カーク(1918~94)
第2章 ネオコンの始祖-ノーマン・ポドレッツ(1930~)
第3章 キリスト教原理主義-J・グレシャム・メイチェン(1881~1937)
第4章 南部農本主義-リチャード・ウィーバー(1910~63)
第5章 ネオコンが利用した思想-レオ・シュトラウス(1899~1973)
第6章 ジャーナリズムの思想と機能-H.L.メンケン(1880~1956)
第7章 リベラリズム-ジョン・ロールズ(1921~2002)
第8章 リバタリアン-ロバート・ノジック(1938~2002)
第9章 共同体主義-ロバート・ニスベット(1913~96)
第10章 保守論壇の創設者-ウィリアム・バックリー(1925~2008)
第11章 「近代」への飽くなき執念-フランシス・フクヤマ(1952~)
追記 フランシス・フクヤマと徳富蘇峰
エピローグ 戦後アメリカ思想史を貫いた漱石の「こころ」
あとがき
参考・引用文献一覧
関連図表

著者プロフィール 
会田弘継(あいだ・ひろつぐ) 
1951年埼玉県生まれ。東京外国語大学英米語学科卒業後、共同通信社に入社。ワシン著書に『戦争を始めるのは誰か』、訳書に『アメリカの終わり』(フランシス・フクヤマ著)などがある。 (本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたもの)。


PS 本書の増補改訂版が、『増補改訂版 追跡・アメリカの思想家たち』として、中公文庫から出版れた。増補されたのは、「第13章 「トランプ現象」とラディカル・ポリティクス」である。(2016年8月14日 記す)


画像をクリック!



<関連サイト>

蘇った米国のネオコン 混沌とした世界がブッシュ時代の保守派に息吹(JBPress、 2014年6月24日)
・・Financial Timesの翻訳記事。「ネオコン(新保守主義者)たちは何度も息を吹き返す。電流は一定の間隔でやって来る。シリアによる化学兵器の使用、ロシアによるクリミア併合、中国が海上で強めている攻撃的な姿勢、そしてイラクにおけるスンニ派の過激派の再来といったものだ」  「新」保守派が「リベラル右派」であることを念頭に読むべき


<ブログ内関連記事>

アメリカの思想家

自分のアタマで考え抜いて、自分のコトバで語るということ-『エリック・ホッファー自伝-構想された真実-』(中本義彦訳、作品社、2002)
・・わたしにとっては、 『追跡・アメリカの思想家たち』(に取り上げられたどの政治思想家よりも、ホッファーのほうがアメリカの哲学者・政治思想家としてはるかに重要だ

映画 『ハンナ・アーレント』(ドイツ他、2012年)を見て考えたこと-ひさびさに岩波ホールで映画を見た
・・アーレントもまたニューヨークの亡命ユダヤ系知識人の一人で政治思想家


アメリカのビジネス文明とキリスト教・ユダヤ教

書評 『アメリカ精神の源-「神のもとにあるこの国」-』(ハロラン芙美子、中公新書、1998)-アメリカ人の精神の内部を探求したフィールドワークの記録
・・アメリカの一般人の深層にあるものを押さえておかないと、表層の思想を追っても意味はない

「宗教と経済の関係」についての入門書でもある 『金融恐慌とユダヤ・キリスト教』(島田裕巳、文春新書、2009) を読む
・・ユダヤ教、キリスト教と資本主義ビジネスの関係について、ユダヤ教とキリスト教を区分して考えるべきことを私が解説。「ユダヤ・キリスト教」という表現は、誤解を生みやすい。


オカルトと宗教テロリズム

書評 『現代オカルトの根源-霊性進化論の光と闇-』(大田俊寛、ちくま新書、2013)-宗教と科学とのあいだの亀裂を埋めつづけてきた「妄想の系譜」
・・アメリカを中心とした英語圏に特有のオカルト思想について

スティーブ・ジョブズの「読書リスト」-ジョブズの「引き出し」の中身をのぞいてみよう!
・・いわゆる「ニューエイジ」宗教の影響の濃厚なジョブズとカリフォルニア

『エコ・テロリズム-過激化する環境運動とアメリカの内なるテロ-』(浜野喬士、洋泉社新書y、2009)を手がかりに「シー・シェパード」について考えてみる
限りなく宗教的といってもいい英語圏に特有の環境運動の根底にある思想



「ビジネス文明」国アメリカの「思想」

書評 『超・格差社会アメリカの真実』(小林由美、文春文庫、2009)-アメリカの本質を知りたいという人には、私はこの一冊をイチオシとして推薦したい

The Greatest Salesman In the World (『地上最強の商人』) -英語の原書をさがしてよむとアタマを使った節約になる!


「変革思想」としての右・左

書評 『近代日本の右翼思想』(片山杜秀、講談社選書メチエ、2007)-「変革思想」としての「右翼思想」の変容とその終焉のストーリー
・・右も左も変革思想であることは本質的に共通

「ユートピア」は挫折する運命にある-「未来」に魅力なく、「過去」も美化できない時代を生きるということ
・・右であれ左であれ、政治上の「社会変革思想」は確率的にその大多数が挫折する運命にある。ビジネスによる「社会変革」も成功したのはほんとうに一握りにすぎない


(2025年1月24日発売の拙著です 画像をクリック!

(2023年11月25日発売の拙著です 画像をクリック!

(2022年12月23日発売の拙著です 画像をクリック!

(2022年6月24日発売の拙著です 画像をクリック!

(2021年11月19日発売の拙著です 画像をクリック!

(2021年10月22日発売の拙著です 画像をクリック!

 (2020年12月18日発売の拙著です 画像をクリック!

(2020年5月28日発売の拙著です 画像をクリック!

(2019年4月27日発売の拙著です 画像をクリック!

(2017年5月19日発売の拙著です 画像をクリック!

(2012年7月3日発売の拙著です 画像をクリック!


 



ケン・マネジメントのウェブサイトは

ご意見・ご感想・ご質問は  ken@kensatoken.com   にどうぞ。
お手数ですが、クリック&ペーストでお願いします。

禁無断転載!








end