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サワディ・カップ!
いまこれを書いているのはバンコクである。
今年(2010年)4月の「バンコク騒乱」から半年が経過した。私がバンコク入りするのは、「バンコク騒乱」以来はじめてである。
今回は、はじめてエアポート・レール・リンク(Aiport Rail Link)に乗って市内に入ってみた。今年8月12日に開通したばかりの、タイ国鉄が運行する空港ライナーである。片道B15は安い。日本円だと50円もしない。
バンコクのエアポート・レール・リンクは、マレーシアのKL(クアラルンプール)空港の KLIA ekspres(マレー語)と比べても乗り心地は悪くない。車両はドイツのシーメンス製である。
KLIA ekspres は、パームやし畑を抜けて走っていくのが南国風で心地よいが、一方バンコクの Aiport Rail Link は、ハイウェイと平行して高速で疾走するので上からみる眺望はよい。
B15という開通記念特別価格のためもあろうか、各駅停車の乗客の大半はローカルのタイ人である。
バンコクで知人に聞いてみたところ、エクスプレスのほうは片道が B100 で、ほとんど乗客がいないようだ。空港とマッカサン駅のあいだをノンストップで走っているが、シティ・エアターミナルが開設されていないためと思われる。
終点までいかずに、途中のマッカサン駅で下車。MRT(地下鉄)ペッチャプリ駅は、そのまま地下に降りたら乗り換えられるものだと思っていたが、なんと駅を出てから歩いて3分もかかる。しかも地上は混乱するバンコクそのもの。混雑する道路をバゲージを引っ張って歩く気にはとてもなれない。こういうところがまったくもってタイである。なぜ最初から計画的に物事を進めないのか? エアポート・レール・リンクがすばらしいだけに、乗り換えの不便さにはまったくもってがっかりさせられる。
地下鉄に乗り換えるのはやめて、タクシーでホテルまでいくこととした。タクシーは長くても5分は待てば来るので心配はない。
なお、マッカサン駅には シティ・エア・ターミナルが設置予定とのことだが、いつになることか?
ところで、バンコクの都市交通システムは、MRTとBTSそれぞれ運営主体が異なるので、いまだ共通カードが実現していない。本来なら2年前?には完了していたはずの共通カード化、システム統合が遅れているという問題なのかどうか・・・。何ごともチグハグでずさんなタイである。
町の様子は、すでに夕方だったが、駅の周辺にはライフルをもった兵士がいるのは慣れない光景だ。
詳しくは、明日以降、時間の都合がつくときに見てから書いてみたいと思っている。
2時間のタイマッサージをたっぷり受けてから、タイ海鮮料理店でオースアン(カキの卵とじ)など食べながらタイガービアを飲んできた。
ではまた。
<追記>
その後、BTSのエアポート・リンクの終点との乗換駅パヤ・タイで下車して、接続状況について実査してみたところ、この駅で乗り換えたらスムーズに移動できることがわかった。もし、エアポート・リンクを利用される際は、各駅停車で終点までいって、そこでBTSに乗り換えることをお薦めする。バゲージがあっても心配は要らない。
なお、各駅停車の片道 B15 は開通記念価格なので、時期を見て値上げするとのことだ。(帰国後の2010年10月24日に記す。同時に写真も挿入した)
PS2 2013年8月にターミナル駅であるマッカサン駅と付近にあるMRTペッブリ駅を結ぶスカイウォークが開通したことで利便性が向上
(参考) 何気におしゃれ! エアポートリンク・マッカサン駅のスカイウォーク(バンコクの街角) (DACO 2013年9月1日)
これなら次回はここをつかってみるかな?
<関連サイト>
Airport Rail Link (英語)
・・タイ語と英語のみ。日本語表記はなし。こういうところがマレーシアとは違うんだなあ。タイと比べると、マレーシアは明らかに先進国であることは認めねばなるまい。