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2022年12月2日金曜日

書評『モンテレッジォ ー 小さな村の旅する本屋の物語』(内田洋子、文春文庫、2021)ー 「本の行商人」たちとイタリアの過去、現在、未来を旅する


 

イタリア在住で、イタリアものを中心に執筆活動をつづけているジャーナリストによる本。

聞いたこともないような、過疎化の進むイタリアの山中の限界集落から始まった、近代イタリアの「本の流通」の知られざる歴史。 

たまたま著者が懇意にしていたヴェネツィアの古書店の店主が、その寒村の「本の行商人」の一族出身であることを知ったことから始まる物語。 

読者は著者と一緒に、その知られざる歴史をひとつひとつたどっていきながら、ローマ帝国時代にさかのぼるイタリアの過去、現在、未来を旅することになる。 

(モンテレッジォにある本の行商人の石像 文庫版より)


なぜ出版社も印刷所もないような、貧しい山中の寒村の住人たちが、しかも文字も読めない人たちもいたにもかかわらず、重い本を背負って遠くまで行商に出ていたのか? 

著者や出版社、そして印刷所がモノとしての本にかかわっているが、それを売ってくれる人たちがいなければ読者の手に届くことはない。言い換えれば流通のことだ。

行商人と露天商。これが近代イタリアの本の流通の原点にある。1冊、1冊を手渡しで読者の手に届けた人たちの存在。敷居の高い店舗に入りづらい人たちも読者にしていったのだ。

それだけでない。秘密出版や禁書をひそかに流通させたのもかれらなのだ。19世紀半ばの「リソルジメント」(=イタリア統一)だけでなく、ファシズム時代もまたそうだったのだ。 

(17世紀の本の行商人 『世界の歴史⑰ ヨーロッパ近世の開花』 より)


たまたま新刊書店の文庫本の棚の前に平積みされていたのを手にとったことで、はじめてその存在を知ったのがこの本。 

本が本を呼び、本は人を呼び、人と人をつなげていく。ああ、そんな物語があったのだな、と。本は本だけで成り立っているのではないのだ。 


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目 次 
はじめに
1. それはヴェネツィアの古書店から始まった
2. 海の神、山の神
3. ここはいったいどこなのだ
4. 石の声 
5. 貧しさのおかげ
6. 行け、我が想いへ
7. 中世は輝いていたのか! 
8. ゆっくり急げ
9. 夏のない年
10. ナポレオンと文化の密売人
11. 新世界に旧世界を伝えて
12. ヴェネチアの行商人たち
13. 五人組が時代を開く
14. 町と本と露天商賞と
15. ページに挟まれた物語
16. 窓の向こうに
あとがきに代えて 本が生まれた村
文庫版あとがき
資料一覧 

著者プロフィール
内田洋子(うちだ・ようこ)
1959年兵庫県神戸市生まれ。東京外国語大学イタリア語学科卒。通信社ウーノアソシエイツ代表。欧州と日本間でマスメディアに向けて情報を配信。2011年、『ジーノの家 イタリア10景』で日本エッセイスト・クラブ賞、講談社エッセイ賞を同時受賞。2019年、ウンベルト・アニェッリ記念ジャーナリスト賞、2020年、イタリア版の本屋大賞・第68回露天商賞受賞式にて、外国人として初めて “金の籠賞(Gerla d'Oro)” を受賞。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたもの)


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2021年3月12日金曜日

書評『本で床は抜けるのか』(西牟田靖、中公文庫、2018)ー 本で床は抜ける、のだ!

 
『本で床は抜けるのか』(西牟田靖、中公文庫、2018)を読むと、実際に「本で床は抜ける」ことが実際にあったようだ。この本にその実例が紹介されている。  

2011年の「3・11」の東日本大震災で「本で床は抜ける」かもしれないと危惧を抱いたノンフィクション作家は、そのテーマで取材を開始することになる。企画が通って連載が決まったからだ。 

あまり巧い作家だとは思わないが、テーマには興味があるので最後まで読んでみた。蔵書に埋もれて亡くなった評論家の草森紳一氏の蔵書の行方も取材されている。私設図書館を創ってしまった人たちの話もでてくる。大震災後に書庫を建ててしまった大学教授の話もでてくる。 

探検家でノンフィクション作家の角幡唯介氏は、この文庫版の解説でこう書いている。「本で床が抜けるのかを検証するためにはじめた取材は、最終的に床どころか、彼の人生の底が抜けてしまって終焉を迎えたのである」。じつに切ない話ではないか。 

著者ほどではないが、本が多すぎて似たような切ない(?)体験をもつ自分も、同病相憐れむというか、いまだことばにしにくい感情を抱いたまま現在に至っている。 

本は増殖する。知らないうちに増殖している。1冊1冊はたいしたことなくても、気がついたときには増殖しているのが蔵書。蔵書をを整理するのは思った以上に大変だ。本を買う際に、維持コストについて考えないことがその原因だ。 

「3・11」から10年になった。震災対策という観点から、蔵書整理の必要をひしひしと感じている。2011年3月11日に大規模に本が崩れて以来、本格的な整理を行っていない。やらなくちゃ、ね。 






著者プロフィール
西牟田靖(にしむた・やすし)
1970年、大阪府生まれ。ノンフィクション作家。アジア・太平洋諸島の元日本領土、北方領土や竹島といった国境の島々をテーマにした作品で知られる。著書に『〈日本國〉から来た日本人』『ニッポンの国境』『ニッポンの穴紀行』『わが子に会えない』など。


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2020年12月7日月曜日

書評『本を売る技術』(矢部潤子、本の雑誌社、2020)-書店員さんは、そこまで考えて日々仕事に取り組んでいるのか!


『本を売る技術』(矢部潤子、本の雑誌社、2020)を読む。タイトルにある「本を売る技術」というのは、リアル書店の店頭という「現場」で本を売る「書店員の仕事」のことだ。

著者は、36年間現場で本を売り続けてきた超ベテラン。デスクワークに変わって時間的余裕ができた著者へのインタビューという形で、「現場」で「本を売る技術」を聞き出したものだ。 

書店員さんは、そこまで考えて日々仕事に取り組んでいるのか! そういう驚きに満ちた一冊だ。 

たとえば、帯にもあるように「なぜ売れる本を(エンド台の)左端に積むのか」というノウハウには、それなりの理由があるのだ。売り場の作り方も含めて、リアル書店の現場で確認したいことが多く語られている。リアル書店に行く際にはぜひ確認したいものだ。

POSデータだけではわからない、リアルの売れ行きを知っているのは書店員さんなのだ。 小売業である書店員さんの仕事は、じつに忙しい。あまりにも忙しい。そんな書店員さんの仕事のすべてを知ることができる仕事本でもある。 

書店員ではなくても、本好きな人にとっては必読書だね。





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2013年6月7日金曜日

「移動図書館」-これもまたぜひ後世に遺したい戦後日本の「昭和遺産」だ!


先日のことですが、用事があって訪問した先からもよりの駅まで歩いて戻っているとき、千葉県船橋市の住宅街のなかで停車している「移動図書館」を見ました。

ああ、いまでも移動図書館ってあるんだな~、と。

都心だと昼食の移動販売車や献血車はよく見ますが、移動図書館は見ないですねえ。移動図書館はいまでは地方都市や図書館へのアクセスがむずかしい地域などでは見られるようです。

この日も小さな子どもと一緒のお母さん方がたくさん集まってました。読み聞かせ用の絵本を借りるのかな?

移動図書館って、なんだか日本の戦後民主主義を象徴するようなシステムのような気がする。子どもの頃、東京都三鷹市に住んでいましたが、教育内容で有名だった明星学園や移動図書館の存在が、わたしの場合、「戦後民主主義」という連想と結びついて記憶されているのかもしれません。

wikipedia などで調べてみると、移動図書館(bookmobile あるいは mobile library)は19世紀なかばの英国だそうだ。その頃はもちろん馬車であったらしい。その後、米国やドイツなどでも定着したのだと。

そういえば移動図書館ではないが、リヤカーに本をたくさんつんで移動販売する行商人のシーンが、アイザク・バシェヴィス・シンガー原作でバーブラ・ストライサンド主演監督製作の映画『愛のイエントル』(1983年)に登場していたことを思い出しました。舞台設定は20世紀初頭、ポーランドのユダヤ人居住区でありました。

移動図書館が日本で普及が始まったのは敗戦後の1948年(昭和23年)、やはり「戦後」だったのですね。自動車の普及がはじまったのは戦後になってからですからね。

移動販売車については、ホットドッグやクレープなど都市部の飲食関連と除けば、ほかの国では見た記憶がありません。日本ではいまでもよくみる野菜の移動販売車は、タイのバンコクの路地裏で見たことがありますが・・・。

日本でも移動図書館はあまり見なくなりましたが、その理由は、電子図書化が進んでいるという理由よりも、wikipedia情報によれば、地方財政問題が背景にあるようです。また、ディーゼル規制に対応できないため廃車となり、移動図書館そのものもなくなっているケースも少なくないのだとか。

だが、発展途上国ではまだまだニーズが高く、日本の移動図書館はそういった国々では活躍しているらしい。よろこばしいことですね。海外で、日本でつかわれていた中古自動車や中古の鉄道車両が現役で活躍しているのに出合うとうれしいものですよね。

日本でも「3-11」の大津波の被害にあった地域では、移動図書館が活躍しているという話を聞いたこともあります。

こういういい制度はまだまだ長生きしてほしいものだと思います。やはり、本は本の形をしているほうがいい。とくに子どもたちのためには。



PS 東日本大震災の被災地で復興に貢献する「移動図書館」!

『走れ!移動図書館-本でよりそう復興支援-』(鎌倉幸子、ちくまプリマー新書、2014)

形ある本をつうじての復興支援! (2014年3月17日 記す)





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これがバキュームカーだ!-下水道が整備される以前の「昭和遺産」である

電気をつかわないシンプルな機械(マシン)は美しい-手動式ポンプをひさびさに発見して思うこと

本の紹介 『ユダヤ感覚を盗め!-世界の中で、どう生き残るか-』(ハルペン・ジャック、徳間書店、1987)・・映画『愛のイエントル』について書いてある





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2012年10月20日土曜日

書評 『松丸本舗主義-奇蹟の本屋、3年間の挑戦。』(松岡正剛、青幻舎、2012)-3年間の活動を終えた「松丸本舗」を振り返る




「松丸本舗」が、残念なことに先月9月末をもって三年間の活動を終えてしましました。

丸善丸ノ内本店4階の奥に儲けられた「書店内書店」、「ショップ・イン・ショップ」としての「松丸本舗」は、現代の「知の巨人」である松岡正剛氏がディレクションを行ったリアル書店でした。まさに、松岡正剛の脳内をそのまま「見える化」したような本棚だったといってよいでしょう。

リアル書店がいまや衰退過程にあるというのは否定できない事実ですが、リアル書店体験と図書館体験が、いまのわたしとわたしのライブラリー(蔵書)をつくりあげたことは、否定しようのない事実ですし、多くの人にとってもそれは共通する体験ではないでしょうか。

なにかが形成されるためには、かならずコアとなるものがモデルとして設定され、それを骨格にして枝葉がつけられていくもものだからです。

わたしにとっては、そのコアになたものとは、1980年代前半の一橋大学附属図書館(・・とくに開架式だったいまは亡き小平分館)が、1990年代の書原・杉並本店(南阿佐ヶ谷駅前)でした。

前者は、図書館コードで整理されていたものの、専門関係以外の書籍の「本の蔵」であり、後者はカオス的な「本の森」でありました。ともに、20歳代と30歳代にたまたま出会った図書館であり、リアル書店でありました。

だから、松丸本舗は、すでに骨格ができあがっているわたしと、わたしのライブラリー(蔵書)にとっては、あくまでも「参照系」であったのでした。

もちろん、松岡正剛氏の著作はかなり以前から読んでいて、その「知の巨人」ぶりには憧憬の念を抱いてきたことは、このブログでもすでに何度か書いてきたことです。とくに、その書原で購入した『ブックマップ』(工作舎)ほど影響を受けたブックガイドはほかにないかもしれません。いったい書原では、いくら散財したのか計算すらしたことがありません(汗)

松丸本舗には圧倒されながらも、そこでは一冊も購入したことはありません。その意味では、松丸本舗の存続には、金銭的にはなんら貢献をしておりません。

冒頭に写真を掲載しましたが、「松丸本舗」についての本を、amazonで買うというのもまた、「いま」という時代なのかもと思ってみたりもします。本は重いから、できるだけ書店では購入したくないというのも、偽らざる気持ちです。「松丸本舗」でみた本を丸善丸ノ内店の別のフロアで購入するお客さんが少なくなかったというのも、うなづける話です。

松丸本舗」閉鎖後の10月になってからタイミングよく出版された本書 『松丸本舗主義 奇蹟の本屋、3年間の挑戦。』(松岡正剛、青幻舎、2012)によれば、継続にあたっては、いろいろ問題があったことが示唆されています。

丸ノ内の東京駅前という一等地で店舗スペースを提供していた丸善も、ジュンク堂と一緒に大日本印刷の傘下に入るなど、出版業界をめぐる変化も無視できません。

わたし自身は、出版業界の人間ではありませんが、ビジネスという観点からみたら、文化とビジネスをいかに両立(?)させるのが、いかにむずかしいかは容易に想像できます。

残念ではありますが、「松丸本舗」はあくまでも実験であったというべきなのではないかと思うわけです。特別の思い入れがあったわけではないからでもありますが、ベンチャーとして捉えれば、とりあえず今回は撤収を余儀なくされたとはいえ、また別の形でチャレンジすることもありかな、と。

チャレンジすることに意義があるのです。また、あらたな形でのチャレンジがなされることを期待していますが、それは松岡正剛氏自身によるものでなくてもいい。

じっさい、本書にも書かれていますが、中国・韓国・台湾では、この実験店舗が大いに注目されて視察があいついでいたとか。承継者は日本以外であるのかもしれません。

どんな分野であれ、先駆者というものは、かならずしも成功するわけではないが、しかしそのチャレンジそのものは、かならずや人々の記憶のなかに残るものです。

とりあえずは、この500ページを越える『松丸本舗主義 奇蹟の本屋、3年間の挑戦。』を読んでみるといいでしょう。「松丸本舗」の挑戦とは何であったかがわかるだけでなく、松岡正剛氏の発想を知るうえでも面白い本だといっていでしょう。





目 次

夢か幻か 福原義春
第Ⅰ章 松丸本舗の旋法-われわれは何に挑戦したのか(松岡正剛)
千夜千冊の夜/ブックウェアの誕生/本棚をつくる/本屋の問題/ほったらかしの読書/意外な事態/松丸本舗の評判/背景で動くもの/季節のある日々/記憶とブックパーティ/九条の旋法/一通の私信/本の森・電子の海/青い花
松丸本舗全体図

第Ⅱ章 松丸本舗・全仕事-1074日・700棚・5万冊・65坪
1. 本屋のブランドをつくる
2. 本棚を編集工学する
3. 本と人をつなぐ
4. 目利きに学ぶ
5. 「ものがたり」を贈る
6. 共読の扉をひらく

第Ⅲ章 気分は松丸本舗-各界から寄せられたメッセージ
第Ⅳ章 松丸本舗クロニクル-本だらけ、本仕込み、そして松「○」本舗

あとがき(松岡正剛)


<関連サイト>

【著者に聞きたい】 松岡正剛さん『松丸本舗主義 奇蹟の本屋、3年間の挑戦。』 2012.12.9(MSN産経ニュース) (2012年12月10日 追加)

千夜千冊 1552夜ジェイソン・マーコスキー『本は死なない』(松岡正剛、2014年7月31日)
・・『松丸本舗主義』における実験が取り上げられている


<ブログ内関連記事>

書評 『もうすぐ絶滅するという紙の書物について』(ウンベルト・エーコ、ジャン=クロード・カリエール、工藤妙子訳、阪急コミュニケーションズ2010)-活版印刷発明以来、駄本は無数に出版されてきたのだ

『ちょっと本気な 千夜千冊 虎の巻-読書術免許皆伝-』(松岡正剛、求龍堂、2007)で読む、本を読むことの意味と方法

「知の風神・学の雷神 脳にいい人文学」(高山宏 『新人文感覚』全2巻完結記念トークイベント)に参加してきた

『随筆 本が崩れる』 の著者・草森紳一氏の蔵書のことなど

書籍管理の"3R"



なお、『人生を変えるアタマの引き出しの増やし方』(佐藤けんいち、こう書房、2012)の「第3章」でも紹介した「松丸本舗」ですが、書籍をおもちの方は、145ページですので、「2012年9月末に閉鎖」と書き加えておいていただけると幸いです。



 
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2012年6月28日木曜日

『人生を変えるアタマの引き出しの増やし方』、いよいよ来週の7月3日以降、書店に配本予定です!



来たあ、来ました~!

出版社から「見本」が送られてきました。

拙著 『人生を変えるアタマの引き出しの増やし方』、いよいよ来週から書店に配本です。

来週月曜日(2012年7月2日)に、出版社から出版取次(=卸)に出荷されますので、書店の店頭に並ぶのは、早くても翌日の7月3日以降となります。

聞くところによると、日本全国には書店が 1万5千店あるそうです。ですから、よほど売れっ子の著者でない限り、全国津々浦々の書店に配本されるということは、ありえないわけなのですね。

初版部数をどれだけに設定するかというのは、まさに出版社にとっては大きな賭けであるという要素があります。

本というものは、おカネを出して買うものですが、図書館で借りたり、プレゼントとしてもらうこともああります。本というものは、著者にとっては書くものであり、書いた内容は知識や情報というデジタルなものだが、印刷されると手にとって触ることができるものです。
   
本というものは、出版社や書店にとっては「商品」であるわけですね。ですから、商品としての本をどう買って頂くかということは、関係者のぞれぞれにとって大きな課題であるわけです。もちろん著者にとっても・・・。
 
それが、おカネを媒介にした「流通」というものであり、「資本主義」というものなわけなのです。

でも、著者にとっては、本というものは、なんといっても伝えたい想いをいれた器なんですね。本はビーイクルでもあるわけです。ビーイクル(vehicle)とは乗り物のこと。思いを乗せた器は乗り物でもあるわけです。

アマゾンでは、まだ「なか見! 検索」ができないので、とりあえずは出版社の こう書房 のサイトをご覧ください。 
http://www.kou-shobo.co.jp/book/b102659.html 
「もくじ」 「はじめに」(全文) を読むことができます。

よろしくお願いします!






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書評 『脳を創る読書-なぜ「紙の本」が人にとって必要なのか-』(酒井邦嘉、実業之日本社、2011)-「紙の本」と「電子書籍」については、うまい使い分けを考えたい






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